2016.3.1
やまとアートシャベル四期生研修 第10回
今年度のラストの四期生研修が行われました。
一期生から三期生の間でも四期生の優秀さは評判なのですが、
10回目の研修を迎えた今回、改めてその成長を感じることができました。
今回は4名の方がファシリテーターの練習を行いました。
何度も練習が行われていますが、振り返りの時間での意見交換では
新しい気づきや改善点へ向けての意見がどんどんあがります。
気づきの内容も回を追うごとに、繊細な内容になっていて
参加させていただいている私もとても刺激をもらっています。
有意義な対話にするためにファシリテーターとしてどんな意識を持つべきか、
作品像を共有しながら掴むために心がける事はどんなことか、
という話し合いなどが行われました。
より成長をしていこうという姿勢が四期生の優秀さを作っているのだなあと感心しきりです。
最後に講師の三ツ木から次年度はいよいよ美術館デビューをしましょう、という話があり
皆さん、緊張が混じりながらもワクワクしてる様子でした。
私も来年度のアートシャベルの活動が楽しみです。
( やまとアートシャベル 一期生 関 )
2016年03月01日
やまとアートシャベル四期生研修 第10回
posted by ARDA at 17:30
| 大和市対話による美術鑑賞教育プロジェクト
2016年01月31日
NPO ARDAの震災復興ワークショップ報告「ろくぶていちぞくがやってきた!」
日時:2015年3月14日(土)14:00〜20:00
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3F アトリエ
協力:キヤノン株式会社、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会、横浜市民ギャラリーあざみ野(50音順)
2014年10月に南相馬市大甕幼稚園のワークショップで生まれたふわふわクネクネの手袋人形“ろくぶて一族”と、
その冒険物語を子どもたちが1人1台のカメラで撮影した写真作品を展示しました。
通りがかりに展示内容について詳しいお話を聞いていってくれたり、
「1日だけじゃもったいない!何日かあれば宣伝してあげたのに。」と言ってくれる方も。
お知らせがいきわたらなかったことに反省しつつもうれしい出会いがありました。


昼過ぎの15:00〜16:30にはワークショップを行い、大甕幼稚園の子どもたちと同じ“ろくぶて一族”人形をづくりを行ないました。
大甕幼稚園でのワークショップの企画監修として関わっていただいたアーティストの今井紀彰さんも駆けつけてくださり、
子どもたち7名と保護者の方々と一緒にわきあいあいと制作しました。
参加者が3歳〜小学4年生までと幅広く、
大甕幼稚園の5歳児さんとはまた違った発想が反映された“ろくぶて一族”の仲間が生まれました。


そして、夕方18:00〜19:30には、ワークショップ報告と、被災された方々とのこれからの関係作りについて参加者を交えて話し合う、お話会を行ないました。
全員で13名(+お子さん1名)の会になりましたが、今井さんや普段他の事業でもお世話になっている体奏家の新井英夫さんの他、
故郷が福島県で被災した家族と今後どう向き合っていくか考えたいという方や、
これまで直接関わることはなかったけれどこれからできることをしていくための勉強に、というアーティストや介護士の方などが集まってくださいました。
報告では、今回の大甕幼稚園で感じた元気になってきている子どもたちの様子とともに、震災後からの活動の中で感じている変化や、
園長先生や活動を通してつながりを持った方々から事前にうかがってきたお話などをお伝えしました。
現在の複雑な状況の一端をお伝えすることはできたのではないかと思っています。

最後は、それぞれが活動しつつも、重なる部分があれば互いに協力していこうというお話で終了しました。
お話会終了後も参加者のみなさんがしばらく残って交流されていたのが印象に残っています。
日程や広報が充分ではなかったという反省点はありますが、集まって集中してお話しするような機会も多くはなくなっているなか、
ご参加いただいたみなさんにとって有意義な時間になっていたらと切に願います。(チカダ)
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3F アトリエ
協力:キヤノン株式会社、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会、横浜市民ギャラリーあざみ野(50音順)
2014年10月に南相馬市大甕幼稚園のワークショップで生まれたふわふわクネクネの手袋人形“ろくぶて一族”と、
その冒険物語を子どもたちが1人1台のカメラで撮影した写真作品を展示しました。
通りがかりに展示内容について詳しいお話を聞いていってくれたり、
「1日だけじゃもったいない!何日かあれば宣伝してあげたのに。」と言ってくれる方も。
お知らせがいきわたらなかったことに反省しつつもうれしい出会いがありました。


昼過ぎの15:00〜16:30にはワークショップを行い、大甕幼稚園の子どもたちと同じ“ろくぶて一族”人形をづくりを行ないました。
大甕幼稚園でのワークショップの企画監修として関わっていただいたアーティストの今井紀彰さんも駆けつけてくださり、
子どもたち7名と保護者の方々と一緒にわきあいあいと制作しました。
参加者が3歳〜小学4年生までと幅広く、
大甕幼稚園の5歳児さんとはまた違った発想が反映された“ろくぶて一族”の仲間が生まれました。


そして、夕方18:00〜19:30には、ワークショップ報告と、被災された方々とのこれからの関係作りについて参加者を交えて話し合う、お話会を行ないました。
全員で13名(+お子さん1名)の会になりましたが、今井さんや普段他の事業でもお世話になっている体奏家の新井英夫さんの他、
故郷が福島県で被災した家族と今後どう向き合っていくか考えたいという方や、
これまで直接関わることはなかったけれどこれからできることをしていくための勉強に、というアーティストや介護士の方などが集まってくださいました。
報告では、今回の大甕幼稚園で感じた元気になってきている子どもたちの様子とともに、震災後からの活動の中で感じている変化や、
園長先生や活動を通してつながりを持った方々から事前にうかがってきたお話などをお伝えしました。
現在の複雑な状況の一端をお伝えすることはできたのではないかと思っています。

最後は、それぞれが活動しつつも、重なる部分があれば互いに協力していこうというお話で終了しました。
お話会終了後も参加者のみなさんがしばらく残って交流されていたのが印象に残っています。
日程や広報が充分ではなかったという反省点はありますが、集まって集中してお話しするような機会も多くはなくなっているなか、
ご参加いただいたみなさんにとって有意義な時間になっていたらと切に願います。(チカダ)
posted by ARDA at 23:01
| 震災復興支援プロジェクト
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 夢の力プロジェクト 「ろくぶて一族の冒険」B
2014年10月20日(月)・21日(火)・22日(水)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
---------------------------------------------------------------------------------------------------
3日目:2014年10月22日(水) 9:10〜10:30
参加者人数:13名
3日目は、グループで物語を作りながら、その場面を順番に数コマで撮影します。
まずは、2日目に撮った写真を大きくプリントしたものをグループで鑑賞しながら、
「どんな物語の写真なんだろう?何をしているところなのかな?」とみんなで考えました。
「○○しているところみたい」と友だちの写真についても会話しながら想像をふくらませました。
その後はグループでの撮影を行いました。2日目は個々に撮影して1枚を選びましたが、
3日目はグループメンバー全員でお話を作りながら、その場面ごとに写真撮影をしていく活動です。
あいにくの雨だったので、園の中の廊下や自分たちの部屋、普段は入ることのない園長先生の部屋に特別に入れてもらって撮影をしました。
部屋を移動しながら興味のあるものを見つけて撮る場所を決めるグループや、
「ドライブの旅」と設定を決めて目的地に向かうお話を順番に撮影するグループがありました。
おしゃべりしているところや何かを見ているところなど、シーンに合わせて人形の向きを調整したり、
撮影の角度にこだわるなど、演出に気をつかう様子も見られました。



最後は撮り終わった写真を全員で見ながら、撮影したグループの発表を聞きました。
発表グループは緊張しながらも、それぞれの場面について説明してくれました。
※担任の先生撮影
その中から、みどりチームのお話をご紹介〜!

@ドライブをスタートしたところ。恐竜(アロサウルス)のドライブくんがドライブしてる。

Aお山に出発するところ。お山に向かっているところ。

Bお弁当を食べているところ。おにぎりとハンバーグとレタス。黄色いストローが入っているのはジュース。

C公園でボールで遊んでいるところ。
終了後に担任の先生からは「絵の表現と違い、自然と構図を考えたり光の入り方を考えたりしていた。カメラで写真を撮ることが子どもたちの自己表現になっていた。」
「言葉での表現が苦手な子が自ら積極的に写真を撮っていた。その子にとって写真が新たな表現手段になるかもしれないという期待を抱いた。」と、
園長先生からは「子どもたちがこれから生きていく中で、表現する力や受け止める力を身につけさせてあげたいと思っているので、とてもいい機会だった。」とのお話をいただきました。
幼稚園の子どもたちは震災前と同じくらい元気になっているというお話を実施前に園長先生からうかがっていましたが、
それを実感するワークショップとなりました。
子どもたちよりも保護者の方のほうが今は元気がないとのお話も。
その時々に必要とされていることをつかみながら、ARDAとしてできることを考えていきたいと感じています。(チカダ)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
---------------------------------------------------------------------------------------------------
3日目:2014年10月22日(水) 9:10〜10:30
参加者人数:13名
3日目は、グループで物語を作りながら、その場面を順番に数コマで撮影します。
まずは、2日目に撮った写真を大きくプリントしたものをグループで鑑賞しながら、
「どんな物語の写真なんだろう?何をしているところなのかな?」とみんなで考えました。
「○○しているところみたい」と友だちの写真についても会話しながら想像をふくらませました。
その後はグループでの撮影を行いました。2日目は個々に撮影して1枚を選びましたが、
3日目はグループメンバー全員でお話を作りながら、その場面ごとに写真撮影をしていく活動です。
あいにくの雨だったので、園の中の廊下や自分たちの部屋、普段は入ることのない園長先生の部屋に特別に入れてもらって撮影をしました。
部屋を移動しながら興味のあるものを見つけて撮る場所を決めるグループや、
「ドライブの旅」と設定を決めて目的地に向かうお話を順番に撮影するグループがありました。
おしゃべりしているところや何かを見ているところなど、シーンに合わせて人形の向きを調整したり、
撮影の角度にこだわるなど、演出に気をつかう様子も見られました。



最後は撮り終わった写真を全員で見ながら、撮影したグループの発表を聞きました。
発表グループは緊張しながらも、それぞれの場面について説明してくれました。

その中から、みどりチームのお話をご紹介〜!

@ドライブをスタートしたところ。恐竜(アロサウルス)のドライブくんがドライブしてる。

Aお山に出発するところ。お山に向かっているところ。

Bお弁当を食べているところ。おにぎりとハンバーグとレタス。黄色いストローが入っているのはジュース。

C公園でボールで遊んでいるところ。
終了後に担任の先生からは「絵の表現と違い、自然と構図を考えたり光の入り方を考えたりしていた。カメラで写真を撮ることが子どもたちの自己表現になっていた。」
「言葉での表現が苦手な子が自ら積極的に写真を撮っていた。その子にとって写真が新たな表現手段になるかもしれないという期待を抱いた。」と、
園長先生からは「子どもたちがこれから生きていく中で、表現する力や受け止める力を身につけさせてあげたいと思っているので、とてもいい機会だった。」とのお話をいただきました。
幼稚園の子どもたちは震災前と同じくらい元気になっているというお話を実施前に園長先生からうかがっていましたが、
それを実感するワークショップとなりました。
子どもたちよりも保護者の方のほうが今は元気がないとのお話も。
その時々に必要とされていることをつかみながら、ARDAとしてできることを考えていきたいと感じています。(チカダ)
posted by ARDA at 22:51
| 震災復興支援プロジェクト
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 夢の力プロジェクト 「ろくぶて一族の冒険」A
2014年10月20日(月)・21日(火)・22日(水)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
---------------------------------------------------------------------------------------------------
2日目:2014年10月21日(火) 9:40〜11:00
参加者人数:14名
2日目は、「冒険写真」をテーマに、一人ひとりが作った人形を園内の好きな場所に連れていって写真撮影をします。
自分が作った“ろくぶて一族”人形の冒険を、
ポスターや絵本の表紙のようにドキドキワクワクする1枚の写真にしようというお話の後、1人1台のカメラを手渡しました。
園庭に出るとブランコやジャングルジムなどの遊具や、木の枝や根っこや草の生えているところなど、冒険写真になりそうなポイントを見つけて撮影!
特に声をかけなくても、子どもたちはどんどんと撮影スポットを発見していました。
※担任の先生撮影

大きめの葉っぱを見つけてきて地面に立てて「日陰で休んでいるところ」にしたり、
人形だけでなく好きな友だちが写りこむように撮ったり、それぞれのこだわりが現れていました。

※担任の先生撮影
撮影後には自分が撮った写真について、どんな冒険をしているところかお話をしながらお気に入りの1枚を選びます。
自分の写真を見るときには照れつつもとても誇らしげにお話していました。
友だちが撮った写真もお互いによく見ていて、「こんな高いところにどうやって置いたの?」と質問が出たので、
実際に置いた場所は手が届く高さだけれど撮影の角度で高いところのように見える写真になっていたことがわかったりしました。
※担任の先生撮影
少しだけ子どもたちの写真をご紹介〜!

「ワープスーパーおばけ」が、光と陰が白黒に分かれたところでシューっとすべる冒険をしているところ。

「かぶと星人」が、なかよしの友だちと一緒に鉄棒にぶらさがってブラブラする冒険をしているところ。

「キラキラ星人」が、たくさん歩いてつかれたので落ちていた落ち葉の陰に倒れこんで休憩しているところ。
似ているように見える写真も撮影した本人はしっかり違いを捉えてお気に入りをパッと決めたり、
友だちが進める写真があっても自分が選んだ写真をゆずらなかったり、
子どもたちなりの写真に対する感性が垣間見える時間になりました。(チカダ)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
---------------------------------------------------------------------------------------------------
2日目:2014年10月21日(火) 9:40〜11:00
参加者人数:14名
2日目は、「冒険写真」をテーマに、一人ひとりが作った人形を園内の好きな場所に連れていって写真撮影をします。
自分が作った“ろくぶて一族”人形の冒険を、
ポスターや絵本の表紙のようにドキドキワクワクする1枚の写真にしようというお話の後、1人1台のカメラを手渡しました。
園庭に出るとブランコやジャングルジムなどの遊具や、木の枝や根っこや草の生えているところなど、冒険写真になりそうなポイントを見つけて撮影!
特に声をかけなくても、子どもたちはどんどんと撮影スポットを発見していました。


大きめの葉っぱを見つけてきて地面に立てて「日陰で休んでいるところ」にしたり、
人形だけでなく好きな友だちが写りこむように撮ったり、それぞれのこだわりが現れていました。


撮影後には自分が撮った写真について、どんな冒険をしているところかお話をしながらお気に入りの1枚を選びます。
自分の写真を見るときには照れつつもとても誇らしげにお話していました。
友だちが撮った写真もお互いによく見ていて、「こんな高いところにどうやって置いたの?」と質問が出たので、
実際に置いた場所は手が届く高さだけれど撮影の角度で高いところのように見える写真になっていたことがわかったりしました。

少しだけ子どもたちの写真をご紹介〜!

「ワープスーパーおばけ」が、光と陰が白黒に分かれたところでシューっとすべる冒険をしているところ。

「かぶと星人」が、なかよしの友だちと一緒に鉄棒にぶらさがってブラブラする冒険をしているところ。

「キラキラ星人」が、たくさん歩いてつかれたので落ちていた落ち葉の陰に倒れこんで休憩しているところ。
似ているように見える写真も撮影した本人はしっかり違いを捉えてお気に入りをパッと決めたり、
友だちが進める写真があっても自分が選んだ写真をゆずらなかったり、
子どもたちなりの写真に対する感性が垣間見える時間になりました。(チカダ)
posted by ARDA at 22:24
| 震災復興支援プロジェクト
はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 夢の力プロジェクト 「ろくぶて一族の冒険」@
2014年10月20日(月)・21日(火)・22日(水)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
ブログでのご報告が一年以上過ぎてしまいましたが、昨年度の南相馬市での活動のご報告をさせていただきます。
これまでもお世話になってきた南相馬市高平幼稚園の園長先生から、今回は移動先の大甕幼稚園に呼んでいただきました!
担任の先生が普段からカメラを活用しているとのことで、2013年12月に実施したカメラのワークショップをとご希望があり、
また今回は3日間連続で実施できることから、前回の内容をさらにバージョンアップさせて実施しました。
2013年のカメラをつかったワークショップ↓
http://ardablog.sblo.jp/article/83105907.html
http://ardablog.sblo.jp/article/83106410.html
2013年のカメラのワークショップをしていただいた美術家の今井紀彰さんに企画監修として加わっていただき、現場での活動をARDAスタッフが担当。
1日目は素材の触覚を楽しみながら手袋人形「ろくぶて一族」を制作し、
2日目にはその人形が登場人物になった冒険物語を想像しながら子どもたちが1人1台のカメラで撮影、
3日目にはグループで冒険物語の場面を数コマ撮影して発表しました。
1〜3日目の各回をご報告します。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
1日目:2014年10月20日(月) 9:40〜11:00
参加者人数:13名
1日目は、針金の入った手袋に綿を入れ、自由にポーズがつけられる人形を作ります。
子どもたちの前で針金が入った手袋を動かしてみせると、たちまち興味津々の様子に。
「こうするとどんな生き物に見える?」という質問に「犬みたい」「おどってるみたい」と、すぐに色々な想像をふくらませていました。
手首の穴から出ている針金や中指を頭に見立ててポーズを作り、手袋を動かすことを楽しんでからそれぞれの制作に入りました。
最初は手首の穴から綿詰めをします。はじめて見るような大量の綿を触ると「気持ちいい!」と歓声が。
綿をつめる時には「たくさん食べちゃった」「お腹いっぱい〜」と手袋の気持ちになって話していました。
※担任の先生撮影
※担任の先生撮影
その次は、顔や手足をどこにするかを決めて、ペンで顔を描いたり紙粘土をつけてそれぞれのキャラクターを作っていきます。
白・赤・黄・青の紙粘土を練り合わせて自分だけの色を作ってしっぽや羽をつくったり、ペンで模様を描いたり全体を色づけしたり。
見る間に個性豊かな“ろくぶて一族”が生まれていきました。
※担任の先生撮影
※担任の先生撮影
さらに、作った人形の名前や特徴を考えてキャラクターへのイメージを広げます。
最後はそれぞれが作った人形の紹介タイム。
友だちから人形に関する質問が投げかけられると、発表者の子は緊張しつつもがんばって答えていました。
紙粘土でできた妹がくっついていたり、紙粘土のボタンを押すと色々な機能が発動したり、見ただけではわからないお話を聞くことができました。(チカダ)
場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
ブログでのご報告が一年以上過ぎてしまいましたが、昨年度の南相馬市での活動のご報告をさせていただきます。
これまでもお世話になってきた南相馬市高平幼稚園の園長先生から、今回は移動先の大甕幼稚園に呼んでいただきました!
担任の先生が普段からカメラを活用しているとのことで、2013年12月に実施したカメラのワークショップをとご希望があり、
また今回は3日間連続で実施できることから、前回の内容をさらにバージョンアップさせて実施しました。
2013年のカメラをつかったワークショップ↓
http://ardablog.sblo.jp/article/83105907.html
http://ardablog.sblo.jp/article/83106410.html
2013年のカメラのワークショップをしていただいた美術家の今井紀彰さんに企画監修として加わっていただき、現場での活動をARDAスタッフが担当。
1日目は素材の触覚を楽しみながら手袋人形「ろくぶて一族」を制作し、
2日目にはその人形が登場人物になった冒険物語を想像しながら子どもたちが1人1台のカメラで撮影、
3日目にはグループで冒険物語の場面を数コマ撮影して発表しました。
1〜3日目の各回をご報告します。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
1日目:2014年10月20日(月) 9:40〜11:00
参加者人数:13名
1日目は、針金の入った手袋に綿を入れ、自由にポーズがつけられる人形を作ります。
子どもたちの前で針金が入った手袋を動かしてみせると、たちまち興味津々の様子に。
「こうするとどんな生き物に見える?」という質問に「犬みたい」「おどってるみたい」と、すぐに色々な想像をふくらませていました。
手首の穴から出ている針金や中指を頭に見立ててポーズを作り、手袋を動かすことを楽しんでからそれぞれの制作に入りました。
最初は手首の穴から綿詰めをします。はじめて見るような大量の綿を触ると「気持ちいい!」と歓声が。
綿をつめる時には「たくさん食べちゃった」「お腹いっぱい〜」と手袋の気持ちになって話していました。


その次は、顔や手足をどこにするかを決めて、ペンで顔を描いたり紙粘土をつけてそれぞれのキャラクターを作っていきます。
白・赤・黄・青の紙粘土を練り合わせて自分だけの色を作ってしっぽや羽をつくったり、ペンで模様を描いたり全体を色づけしたり。
見る間に個性豊かな“ろくぶて一族”が生まれていきました。


さらに、作った人形の名前や特徴を考えてキャラクターへのイメージを広げます。
最後はそれぞれが作った人形の紹介タイム。
友だちから人形に関する質問が投げかけられると、発表者の子は緊張しつつもがんばって答えていました。
紙粘土でできた妹がくっついていたり、紙粘土のボタンを押すと色々な機能が発動したり、見ただけではわからないお話を聞くことができました。(チカダ)

posted by ARDA at 00:00
| 震災復興支援プロジェクト
2016年01月19日
「まったりわいわいアートクルーズ」ワークショップ開催レポート
こんにちは、対話型鑑賞ファシリテータ養成講座修了生のおじゃです。昨年の12月23日(火・祝)、RICOH Future Houseで「クリスマス★フェスタ」という楽しいお祭りが開かれました。前回ご報告した親子向けのワークショップに引き続き、大人向けに実施した「まったりわいわいアートクルーズ」というワークショップについても報告させていただきます。

親子向けのワークショップはアートカードを使ったゲームでしたが、大人向けはじっくり絵画作品を観賞することをメインにしました。とはいいつつも、全く知らない人同士で対話しながら作品を観賞するためのウォーミングアップは必要です。
まずは、自己紹介を兼ねて、今回のお祭りのサブテーマである「ラテンクリスマス」にちなんで、各人が思うラテンのイメージに合うアートカードを選んでもらい、選んだわけを語っていただきました。「乾燥地帯、サボテン!」「けっこう標高が高いところなんじゃないか」という気候に関することや、「寛大でケセラセラ的な」「陽気なイメージがありつつ哀愁漂うイメージも同居しているような」という土地の人々を表すことなど、、経験を経た大人ならではの多様なラテンのイメージを共有してくださいました。
雰囲気が和み、空間の温度もあがってきたところで、ゆったりとソファに腰を下ろして全員でひとつの絵画作品の観賞をはじめました。観賞した作品はポール・ゴーギャンの作品です。
今回はいつもと違った形式で2つの作品を扱いました。まず1つめの作品をよく見てもらい、作品について対話をします。次に2つめの作品をすぐ隣に映しだし、それぞれの作品ごとだけでなく、2つの作品の雰囲気の違いやその間になにが起こったか、ということもイメージしてもらう、という形式です。
観賞した作品は、実はゴーギャンが”タヒチにいく前”に描いた作品と”タヒチ滞在中”に描いた作品。「こっち(タヒチ渡航前)は儀礼的で楽しそうじゃないけど、あっち(タヒチ滞在中)は人間が伸びやか、いきいきしている」、「自分が自宅に飾るならこれ(タヒチ滞在中)。向こう(タヒチ渡航前)のはちょっと飾っておくと心が暗くなりそう」などの意見が出ました。
2つの作品がどこで描かれたか、ゴーギャンがどんな状況だったのかなどの情報は全くお伝えしていないにも関わらず、作者ゴーギャンの心情や状況を感じ取っているかのような発言がたくさん出て、深く観察して観賞できたのではないかと思います。

なお、会場のRICOH Future Houseには「インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)http://www.ricoh.co.jp/iwb/」という、映したものをスマホの画面操作のように手の動きで拡大縮小することができる便利なツールがあり、細かい描写をよーく見るのにとても重宝しました。
RICOH Future Houseでは、今後も大人向けの観賞ワークショップを開催する予定ですので、お時間があれば皆さんにも、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。
RICOH Future House http://ricohfuturehouse.jp/

親子向けのワークショップはアートカードを使ったゲームでしたが、大人向けはじっくり絵画作品を観賞することをメインにしました。とはいいつつも、全く知らない人同士で対話しながら作品を観賞するためのウォーミングアップは必要です。
まずは、自己紹介を兼ねて、今回のお祭りのサブテーマである「ラテンクリスマス」にちなんで、各人が思うラテンのイメージに合うアートカードを選んでもらい、選んだわけを語っていただきました。「乾燥地帯、サボテン!」「けっこう標高が高いところなんじゃないか」という気候に関することや、「寛大でケセラセラ的な」「陽気なイメージがありつつ哀愁漂うイメージも同居しているような」という土地の人々を表すことなど、、経験を経た大人ならではの多様なラテンのイメージを共有してくださいました。
雰囲気が和み、空間の温度もあがってきたところで、ゆったりとソファに腰を下ろして全員でひとつの絵画作品の観賞をはじめました。観賞した作品はポール・ゴーギャンの作品です。
今回はいつもと違った形式で2つの作品を扱いました。まず1つめの作品をよく見てもらい、作品について対話をします。次に2つめの作品をすぐ隣に映しだし、それぞれの作品ごとだけでなく、2つの作品の雰囲気の違いやその間になにが起こったか、ということもイメージしてもらう、という形式です。
観賞した作品は、実はゴーギャンが”タヒチにいく前”に描いた作品と”タヒチ滞在中”に描いた作品。「こっち(タヒチ渡航前)は儀礼的で楽しそうじゃないけど、あっち(タヒチ滞在中)は人間が伸びやか、いきいきしている」、「自分が自宅に飾るならこれ(タヒチ滞在中)。向こう(タヒチ渡航前)のはちょっと飾っておくと心が暗くなりそう」などの意見が出ました。
2つの作品がどこで描かれたか、ゴーギャンがどんな状況だったのかなどの情報は全くお伝えしていないにも関わらず、作者ゴーギャンの心情や状況を感じ取っているかのような発言がたくさん出て、深く観察して観賞できたのではないかと思います。

なお、会場のRICOH Future Houseには「インタラクティブ ホワイトボード(電子黒板)http://www.ricoh.co.jp/iwb/」という、映したものをスマホの画面操作のように手の動きで拡大縮小することができる便利なツールがあり、細かい描写をよーく見るのにとても重宝しました。
RICOH Future Houseでは、今後も大人向けの観賞ワークショップを開催する予定ですので、お時間があれば皆さんにも、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。
RICOH Future House http://ricohfuturehouse.jp/
posted by ARDA at 15:21
| 全体
アートカードで遊ぼう!ワークショップ開催レポート(2015年12月23日実施)
こんにちは、対話型鑑賞ファシリテータ養成講座修了生のおじゃです。昨年の12月23日(火・祝)にRICOH Future Houseでは「クリスマス★フェスタ」という楽しいお祭りが開かれました。一つのフロアでいろんなワークショップが同時に行われる屋台形式。私たちは、親子向けに「アートカードで遊ぼう!」ワークショップを実施しました。45分×3回の開催でたくさんの親子に参加していただきました。

開場と同時に参加者がぞろぞろと入ってきました。みなさん、タイムスケジュール表を手にどのワークショップに参加しようかとワークショップブースをちら見しています。私たちがアートカードをテーブルにひろげて参加者を待っていると、通りかかりの人に「これ、なんですか?きれいですね」とお声掛けいただきました。「幅広い視点で選ばれた芸術作品をカードにしていて、これで神経衰弱ゲームもできるんですよ」と説明すると「えーむずかしそうね」と言いつつも興味深く見てくれて「あとでまた来ますねー」と言ってくださいました。(実際にあとで子どもたちを連れて参加してくれました、ありがとうございました!)


何組かの親子が集まり、さあワークショップスタートです!はじまりは名札づくりから。子どもたちだけでなく親のみなさんにも「今日この場で呼ばれたい名前」を言ってもらい、参加するという気持ちを高めてもらいます。
少し雰囲気が和らいだところで、二種類のゲームをやりました。一つ目は神経衰弱ゲーム。「どうやってやるの?」という空気感に応えるように、ファシリテータが実際に例を交えながら説明します。だんだん要領がつかめてくると、みなさんどんどん前のめりになっていきました。
1年生の男の子が「ないよー」悩んでいると、向かいに座っていた1年生の女の子が「こことここ!」といって教えてくれたり、似たところを決めかねているお母さんをお子さんが助けてくれたりして、一人で考えるのでなくみんなで似たところを探すことができました。
次は二つ目の物語づくりゲームです。次から次へと物語が生まれすぎて「どれを言おうかな」と迷ってしまう子がいたり、あるお母さんは「この絵の印象が強すぎてこれしか出て来なかった」とマルセル・デュシャンの作品を使って斬新なお話を披露してくれて大笑いしたりと、みなさんがリラックスしてゲームに入り込んで楽しんでくれていることが感じられました。ワークショップの前半の時間帯と比べてみると、観察力、発想力が広がっている印象を受けました。
45分があっという間に終わりました。感想をお聞きすると「物語づくりをもっとやりたい」という子、「うちの子にあんな想像力があるなんてびっくり、知らなかった」というお母さん。アートカードを楽しみ、いろんな発見をしてくれたようです。

最後に、今回のイベントのサブテーマが「ラテンクリスマス」だったことにちなみ「ラテンてどんなかんじ?」というコーナーをつくって、ラテンぽいイメージのアートカードを選んでコメントを残してもらうという試みをしました。みなさんが思い思いにいろんなカードを選んでくれて、ラテンのイメージの幅広さに驚きました。
そして、想定外の出来事がおこりました。ある子が絵の中の登場人物に吹き出しを書き、おしゃべりしているようなコメントをしたところ、それを見た他の子どもたちが新たにおしゃべりコメントをしてくれたのです。さらに「ラテンの人たちはおしゃべりなのかもしれないね」という実際の会話につながりました。いろんな形でコミュニケーションが生まれたことが新発見で、とてもうれしい驚きでした。

開場と同時に参加者がぞろぞろと入ってきました。みなさん、タイムスケジュール表を手にどのワークショップに参加しようかとワークショップブースをちら見しています。私たちがアートカードをテーブルにひろげて参加者を待っていると、通りかかりの人に「これ、なんですか?きれいですね」とお声掛けいただきました。「幅広い視点で選ばれた芸術作品をカードにしていて、これで神経衰弱ゲームもできるんですよ」と説明すると「えーむずかしそうね」と言いつつも興味深く見てくれて「あとでまた来ますねー」と言ってくださいました。(実際にあとで子どもたちを連れて参加してくれました、ありがとうございました!)


何組かの親子が集まり、さあワークショップスタートです!はじまりは名札づくりから。子どもたちだけでなく親のみなさんにも「今日この場で呼ばれたい名前」を言ってもらい、参加するという気持ちを高めてもらいます。
少し雰囲気が和らいだところで、二種類のゲームをやりました。一つ目は神経衰弱ゲーム。「どうやってやるの?」という空気感に応えるように、ファシリテータが実際に例を交えながら説明します。だんだん要領がつかめてくると、みなさんどんどん前のめりになっていきました。
1年生の男の子が「ないよー」悩んでいると、向かいに座っていた1年生の女の子が「こことここ!」といって教えてくれたり、似たところを決めかねているお母さんをお子さんが助けてくれたりして、一人で考えるのでなくみんなで似たところを探すことができました。
次は二つ目の物語づくりゲームです。次から次へと物語が生まれすぎて「どれを言おうかな」と迷ってしまう子がいたり、あるお母さんは「この絵の印象が強すぎてこれしか出て来なかった」とマルセル・デュシャンの作品を使って斬新なお話を披露してくれて大笑いしたりと、みなさんがリラックスしてゲームに入り込んで楽しんでくれていることが感じられました。ワークショップの前半の時間帯と比べてみると、観察力、発想力が広がっている印象を受けました。
45分があっという間に終わりました。感想をお聞きすると「物語づくりをもっとやりたい」という子、「うちの子にあんな想像力があるなんてびっくり、知らなかった」というお母さん。アートカードを楽しみ、いろんな発見をしてくれたようです。

最後に、今回のイベントのサブテーマが「ラテンクリスマス」だったことにちなみ「ラテンてどんなかんじ?」というコーナーをつくって、ラテンぽいイメージのアートカードを選んでコメントを残してもらうという試みをしました。みなさんが思い思いにいろんなカードを選んでくれて、ラテンのイメージの幅広さに驚きました。
そして、想定外の出来事がおこりました。ある子が絵の中の登場人物に吹き出しを書き、おしゃべりしているようなコメントをしたところ、それを見た他の子どもたちが新たにおしゃべりコメントをしてくれたのです。さらに「ラテンの人たちはおしゃべりなのかもしれないね」という実際の会話につながりました。いろんな形でコミュニケーションが生まれたことが新発見で、とてもうれしい驚きでした。
posted by ARDA at 15:20
| 対話型鑑賞ファシリテータ養成講座
2016年01月13日
平塚市美術館 対話による美術鑑賞ボランティアメンバー募集 鑑賞&トーク体験会
鑑賞&トーク体験会 2015年9/25(金) & 10/2(金)14:00-15:00
「子どもたちと絵をみておしゃべりしませんか? 」
地域の子どもたちに自分たちの住む美術館をもっと知ってほしい。アートをもっと身近に感じてほしい。そんな願いを込めて、美術館や市内の小学校で子どもたちの美術鑑賞をサポートする、ボランティアによる活動がいよいよ平塚市美術館でスタートします。
「でもボランティアってどんなことをするの?」
「グループで作品をみる対話による美術鑑賞ってどんなもの?」
少しでも興味をもってくださった方々に、まずはご自身で体験してもらう「鑑賞&トーク体験会」を2回にわたって実施しました。
一回目は11名、二回目は13名の参加者が集まりました。
近隣の親子連れから、小田原・大磯から参加の方々、展覧会毎にいらしているリピーター、あるいは今回初めて美術館にきたという方まで、年代もバックボーンも異なる十数名で、ひとつの作品をみながら様々な対話を繰り広げます。

まずはオープンを翌日に控えた「新収蔵品展−−特集:石田徹也の世界−−」の展示室で、ひと足先に石田作品を鑑賞。初対面のグループで、最初はややぎこちなかった対話が、お互いの意見を聞きながら作品をみることで思考が巡り、意見がどんどん活発になり、みんなで作品に引き込まれていく感覚がありました。
2回目は、企画展「画家の詩、詩人の絵−絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」展のなかから長谷川潔の作品でも対話を楽しみました。

終了後には「静かにしなくてはいけないと思っていた美術館で、みんなで感想をいい合えるのって素晴らしいなと感じた。」「とにかく楽しかった。」「難しそうだけど、やってみたい。」「子どもたちがどんな発言をするのかとても楽しみ。」など、早くも意欲的な感想をきくことができました。メンバーが決まると、秋にはいよいよボランティア研修が始まります。皆さんの活躍が楽しみです!!(kaz)
「子どもたちと絵をみておしゃべりしませんか? 」
地域の子どもたちに自分たちの住む美術館をもっと知ってほしい。アートをもっと身近に感じてほしい。そんな願いを込めて、美術館や市内の小学校で子どもたちの美術鑑賞をサポートする、ボランティアによる活動がいよいよ平塚市美術館でスタートします。
「でもボランティアってどんなことをするの?」
「グループで作品をみる対話による美術鑑賞ってどんなもの?」
少しでも興味をもってくださった方々に、まずはご自身で体験してもらう「鑑賞&トーク体験会」を2回にわたって実施しました。
一回目は11名、二回目は13名の参加者が集まりました。
近隣の親子連れから、小田原・大磯から参加の方々、展覧会毎にいらしているリピーター、あるいは今回初めて美術館にきたという方まで、年代もバックボーンも異なる十数名で、ひとつの作品をみながら様々な対話を繰り広げます。
まずはオープンを翌日に控えた「新収蔵品展−−特集:石田徹也の世界−−」の展示室で、ひと足先に石田作品を鑑賞。初対面のグループで、最初はややぎこちなかった対話が、お互いの意見を聞きながら作品をみることで思考が巡り、意見がどんどん活発になり、みんなで作品に引き込まれていく感覚がありました。
2回目は、企画展「画家の詩、詩人の絵−絵は詩のごとく、詩は絵のごとく」展のなかから長谷川潔の作品でも対話を楽しみました。
終了後には「静かにしなくてはいけないと思っていた美術館で、みんなで感想をいい合えるのって素晴らしいなと感じた。」「とにかく楽しかった。」「難しそうだけど、やってみたい。」「子どもたちがどんな発言をするのかとても楽しみ。」など、早くも意欲的な感想をきくことができました。メンバーが決まると、秋にはいよいよボランティア研修が始まります。皆さんの活躍が楽しみです!!(kaz)
posted by ARDA at 00:01
| 平塚市美術館 対話による美術鑑賞
2016年01月12日
<西東京市・アートみーる>2期生研修
1/12(火)9:45〜12:45@イングビル第3会議室
今年第一回目の研修もコーチングからスタートです!
プロジェクターを使った鑑賞のファシリテーターデビューに向けてただひたすら練習あるのみ!の2期生。
自分以外のみーるさんのふりかえりで出たポイントについても覚えていて自分の番で試してみたり、
毎回の学びを着実にモノにしていっている様子で回を重ねるごとに上達してきています。
少しずつみーるさんそれぞれの個性も垣間見えるようになってきていて、これからが楽しみです。

後半は学校でアートカードリーダーをやってみて感じたことや疑問をみんなで出し合い検討しました。
研修はプロジェクターを使った鑑賞のコーチングが主ですが、アートカードも2期生どうしで集まったり
ご自宅でお子さんと一緒にやってみたりと自主練習を積んでいます。
その成果もあって学校では初めてのリーダーとは思えない落ち着きを見せてくれています!
そんな2期生の姿が1期生にも刺激になったり、いっしょに学校を訪問し活動するなかでお互いの存在が
これまで以上によい方向に働き始めたように感じます。
アートみーる、ますますパワーアップしてきています!! (石川)
今年第一回目の研修もコーチングからスタートです!
プロジェクターを使った鑑賞のファシリテーターデビューに向けてただひたすら練習あるのみ!の2期生。
自分以外のみーるさんのふりかえりで出たポイントについても覚えていて自分の番で試してみたり、
毎回の学びを着実にモノにしていっている様子で回を重ねるごとに上達してきています。
少しずつみーるさんそれぞれの個性も垣間見えるようになってきていて、これからが楽しみです。

後半は学校でアートカードリーダーをやってみて感じたことや疑問をみんなで出し合い検討しました。
研修はプロジェクターを使った鑑賞のコーチングが主ですが、アートカードも2期生どうしで集まったり
ご自宅でお子さんと一緒にやってみたりと自主練習を積んでいます。
その成果もあって学校では初めてのリーダーとは思えない落ち着きを見せてくれています!
そんな2期生の姿が1期生にも刺激になったり、いっしょに学校を訪問し活動するなかでお互いの存在が
これまで以上によい方向に働き始めたように感じます。
アートみーる、ますますパワーアップしてきています!! (石川)
posted by ARDA at 23:10
| 全体
2015年12月04日
<西東京市・アートみーる>1期生フォローアップ研修
12/4(金)9:45〜12:45@コール田無
今年度は学校訪問が主になり大忙しの1期生ですが、定期的にフォローアップ研修も続けています。
今回は先日授業をおこなった小学校で撮影したみーるさんのファシリテーション映像をみんなでみながら細かな点まで検討します。
1期生はこれまで経験も積んでいることもあり、自分ならどう言うか?どう振る舞うか?みんな自分自身に置き換えながら熱心にみていました。
お互いに「こう言ったらもっとよかったんじゃない?」など意見も次々に飛び出します。
自分たち自身で疑問を解決していく力も十分に付け、ますます頼もしくたくましくなってきている1期生たち。
引き続き研鑽を続けて進んでいきたいと思います。(石川)
今年度は学校訪問が主になり大忙しの1期生ですが、定期的にフォローアップ研修も続けています。
今回は先日授業をおこなった小学校で撮影したみーるさんのファシリテーション映像をみんなでみながら細かな点まで検討します。
1期生はこれまで経験も積んでいることもあり、自分ならどう言うか?どう振る舞うか?みんな自分自身に置き換えながら熱心にみていました。
お互いに「こう言ったらもっとよかったんじゃない?」など意見も次々に飛び出します。
自分たち自身で疑問を解決していく力も十分に付け、ますます頼もしくたくましくなってきている1期生たち。
引き続き研鑽を続けて進んでいきたいと思います。(石川)

posted by ARDA at 16:52
| 西東京市対話による美術鑑賞教育プロジェクト