2012年05月15日

大和市対話による美術鑑賞教育プロジェクト スタート!

4/23(月)10:00-12:00 @大和市保健福祉センター

13人の精鋭市民ボランティアとスタートを切った、大和市の美術鑑賞教育プロジェクト。
ニューヨーク近代美術館(MOMA)にて開発された対話による鑑賞は、知識に頼らずに、作品をよくみることからはじめ、「これは何だろう?」と一人ひとりに考えることを促し、様々な意見を引き出しながら、作品の見方を深めていく鑑賞方法です。MOMAの元教育部長のフィリップ・ヤノウィンと心理学者のアビゲイル・ハウゼンによって確立されたこのVTS( Visual Thinking Strategy)は考え続ける力、人の意見を聴く力、観察して多角的に思考する力を育てるとされています。このVTSは京都造形芸術大学のアート・コミュニケーション研究センター(ACOP)の福のり子センター長がその普及に取り組んでいます。フィリップ・ヤノウィン氏を京都によび、全15日間にわたるVTSセミナーが開催され、大和市のプロジェクトで講師を務める三ツ木も参加しました。
ARDAでは、VTSをベースとした市民ボランティア向けのファシリテーター研修を1年かけて行い、大和市内の小学校の図画工作の授業をその市民ボランティアがサポートするシステムをつくります。美術館を拠点としない市民により美術鑑賞プロジェクトは国内でも聞いたことがなく、大和市がはじめての試みかもしれません。
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写真は4/23の1回目の研修の様子。まずは、VTS体験で2つの作品をボランティアのみんなとみた後、VTSの特徴である3つの質問とパラフレーズとリンキングについて、お話しました。このブログでも、ご報告していきたいと思います。(三ツ木)

2012年04月24日

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト報告展@3331

2月29日(水)-3月5日(月)展示
3月3日(土)15:00- 「なんでもスイッチ!」今井紀彰ワークショップ
      18:30-  シンポジウム「東北でアートワークショップをするということ」


千代田3331のわわルームにて、震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト報告展と、にはシンポジウムが開催されました。
ARDAでは6月から1月までに計8回19日間活動をおこない、45回のワークショップで1287人の方々にご参加いただきました。これだけの活動を行うにあたり、韓国の化粧品会社アモーレパシフィック、日本財団ROADプロジェクト、企業メセナ協議会の助成金や、個人の方々のご厚意による寄付があったことで、実施できました。改めまして心より御礼申し上げます。
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 シンポジウムでは一緒に活動してくださった中津川浩章(美術家)さん、新井英夫(ダンス・アーティスト/体奏家)さん、今井紀彰(美術家/写真家)さんがゲストで出演。スライドをみながら現地の様子を報告。20人くらいの方々参加してくださいましたが、現地で活動している方やしたことのある方も多く、それぞれがみた被災地について語っているとあっというまに2時間半が過ぎていきました。関心の高い方々が集まってくださり、これから一緒に活動していけそうなつながりもできました。今後も細く長く活動を続けられればと思いますので、皆さんのご支援をどうぞ宜しくお願いいたします。 (三ツ木/近田/加藤)

これはシンポジウム前の今井紀彰さんの「なんでもスイッチ!」ワークショップの様子。
バックにちらっと見えるのは中津川浩章さんのライブペインティングです。
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posted by ARDA at 16:36 | 震災復興支援プロジェクト

2012年04月11日

大和市恊働事業-シンポジウム「アートでつくろう子どもたちの未来」

2月25日(土)13:00-

神奈川県大和市との恊働事業として、対話による美術鑑賞教育事業がスタートします。これは市内の小学校の美術鑑賞教育を市民がサポートするという仕組みをつくる事業です。対話による美術鑑賞について知ってもらい、市民ボランティアを募集する目的で2/25日にシンポジウムを開催しました。
当日は雨にも関わらず、95人もの方々が参加してくださいました。ユーモアを交えた上野行一先生の基調講演にはじまり、第二部のパネルディスカッションでは様々な立場から対話による鑑賞の意義や、魅力について語られました。予定の15:30を30分も超過して、シンポジウムは終了しましたが、最後迄多くの方が残ってくださり、この事業に対する熱い期待をビシバシ感じました。
美術館のない大和市ですが、そのマイナス面をひっくり返すような、市民の熱意が感じられた一日でした。

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■第一部 基調講演「対話による美術鑑賞とは?」
上野行一 帝京科学大学子ども学部教授、「美術による学び研究会」代表

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■第二部 パネルデスカッション
「みんなでつくる鑑賞教育プロジェクトの可能性」
<パネラー>
上野行一/帝京科学大学こども学部教授)
小口弘史 /美術鑑賞教育コーディネーター・損保ジャパン東郷青児美術館顧問(前館長)・NPO芸術資源開発機構会員
稲庭彩和子/東京都美術館アートコミュニケー事業担当係長
佐藤隆之/大和市立渋谷小学校教諭
藤木由美/損保ジャパン東郷青児美術館ガイドスタッフ
<コーディネーター>
三ツ木紀英/アートプランナー・NPO法人芸術資源開発機構理事
posted by ARDA at 17:56 | 大和市対話による美術鑑賞

2012年04月06日

東京都人権プラザ【特集展示】介護もアート

桜が今日のあたたかさで一気に開花ですね。
短い時期ですが やはり桜が咲くとうれしくなります。

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CIMG1588.jpg さて
そんな旬の隅田川沿いにある
東京都人権プラザに ARDA『アートで介護』の資料を
展示期間中置かせていただくことになりました。ARDAでもお世話になっている折元立身さん<介護もアート>の隅に。


ちょっと浅草から歩くと距離ありますがいい季節なので
花見で足をのばしていただければ幸いです。

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東京都人権プラザ展示室(企画展 人物で学ぶ人権50人)

特集展示 Vol.2
 <介護もアート>

http://www.tokyo-jinken.or.jp/plaza/tenjishitsu.htm

期間 3/28(水)〜5/30(水)9:00〜17:00
東京都人権プラザ1F展示室(台東区橋場1-1-6) 03-3876-5372
(※最寄りまでは、都バス・台東区循環バスもあります)
<アクセス>
http://www.tokyo-jinken.or.jp/annai/annai.htm

・・・・・・・・・・

特集展示企画案 人物で学ぶ人権50人 

(事例 展示期間ごとの入替え)テーマ展開
Vol.1 盲ろう者とコミュケーション
Vol.2 介護をめぐるいくつかの事例
Vol.3 時代を生きる8人の女性
Vol.4 人物で学ぶ人権の歴史

posted by ARDA at 00:48 | アートデリバリー(高齢者)

2012年03月08日

〜 ”嵐” でおどろう!〜

「杉並区内の全児童館へアート・デリバリー」ついに完了!

〜 ”嵐” でおどろう!〜





Rg8gVprs.jpg 2月4日(土)荻窪北児童館で小学生対象のワークショップを行いました。

講師はパフォーミング・アーティストの風姫(かぜひめ)さん。

年齢、国籍、障がい、経験の有無にかかわらず
「ダンスやアートを楽しむ時間」を創ってる風姫さんとARDAはこれまで、高齢者、5歳児、0歳から2歳までの乳幼児とおかあさん…と本当に広い年齢を対象にオリジナルなワークショップをいっしょに考え実施してきました。

風姫さんいわく
「いつもチャレンジングなことを持ち込んでくるわぁ!!」
その流れを今回も引き継ぐことになりました。

下見をかねて5月に訪問した時、
児童館の先生との雑談から「嵐」を踊ることになりました。
「嵐」とは気象ではなく、人気アイドルグループの方。
風姫さんは即答で「やりましょう!やります!」と言ったのですが、
それから半年間、ワークショップ案をめぐって
揺れたり、凪いだり、砕けたりと、頭の中が A・RA・SHI ………。

やり方変えましょうか?…と、おそるおそる電話した昨年末。
「大丈夫。やれる。やるやる!」と明るい声が返ってきました。

今回のワークショップには心強い協力者がいました。藤島弘美さん。
元祖「山ガール」で、お母さんで、編集の仕事を経て
現在は週に4日(!)ダンススタジオにいるという杉並区民。
昨夏に、藤島さんが所属するスタジオ主催のショーケース(小品を揃えた公演)を
風姫さんと見に行ったのですが、そのスキルはアマチュアレベルではありませんでした。

年明けて1月18日、
風姫さんのホームグラウンドである八王子に集まり、
風姫さんが選びに選んだ曲に<振り付け>と<振り写し>をする会をしました。
参加者はダンスパフォーマンスグループ「蓄光派(ちっこうは)」の
萩原りぼんさん、ももさん、そして藤島さん。
風姫さんの振り付けを写しながら、
藤島さん、りぼんさん、ももさんのアイデアが新たに加わわりました。
メンバーの事情で全員で合わせられたのはこの日の数時間と
実施当日の40分ほどでしたが、基本のダンスが出来上がりました。

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左から ももさん、りぼんさん、風姫さん、藤島さん

いよいよ子どもたちと一緒に。
館内に貼られたポスターのコピーが秀逸でした。
「嵐でおどろう!〜でも本物はきません〜」

土曜日だったので、館内にいた幼児がママを引っ張って飛び入りしたりして
最終的に20人が参加しました。
風姫さん流のゆ〜っくりしたエクササイズのあと、
アップテンポでノリノリなマツジュンのソロ曲「Shake it!」が流れました。
りぼん、もも、ひろみの大人ダンサーズがからだを大きく揺らして先導し、
子どもたちも徐々に動きが大きくなりました。
こうして固かった子どもたちの心と身体をウォームアップ。
(知らない人のために説明しますと、
 マツジュンとは嵐のメンバー、松本潤のニックネームです)

続いて、ホワイトボードを使って、
荻北版の”嵐” を踊るための風姫講師による<振り付けとは?>講義。
歌詞を細かく分節して説明しながら、
言葉や意味を動きに変えて音にのせた基本のダンスを振り写していきます。

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使用曲は最新アルバム『ビューティフル・ワールド』に収められている
「どこにでもある唄。」作詞作曲二宮和也、ニノがソロで歌うバラード。
自分が自分であるがゆえに孤独や疎外を感じ傷つくけれど、それでいいんだ…
生きづらさを共有し、前へ進む勇気を持とうと歌います。

「泣く」「笑う」は動作に合わせた手の振り。
「だ・か・ら」と一音ずつ手を動かしてみる。
「大人になる」は<成長>の意味を示すように下から上へ伸び上がる。

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中高生対応重点館である荻北には
備品としてダンス用に可動式の大きな鏡があるので、
ダンススタジオのようにコーチの踊りを同じ向きで振り写すことができました。
身体だけでなく頭も目も使って、集中して一生懸命で、
休憩を挟むのを忘れてしまいました。

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途中参加もあれば離脱もありましたが、少しずつ形に。
部分的に「自分らしい」動きを考えてもらいました。
盛り上がっていく曲のラストは、歌詞に合わせて自由に飛び回り、
中央に集合して、それぞれ決めのポーズでフィニッシュ。

流行のヒップホップ系ではないのに、
「はぁ〜疲れたぁ〜」
みんな汗びっしょりになりました。

で…も…「物足りなかった〜〜」そうです。

「もっとやりたい!」

これは大人ダンサーズの方からも。

「やっと身体が動いてきたところでおしまいで残念」
「もっと時間をかけてやりたい。定期的にできないかな?」

今日が杉並区内の児童館でのワークショップのラストワン…
「ええぇ〜〜〜!!」

       * * *

小学生が集まる施設にワークショップを届けようと
和泉児童館で開発好明さんの「飛ばないタコ」を実施したのが2001年11月。
この時はまだNPO法人ではありませんでしたし、
区内全部の児童館、41カ所を回ることを目標としていませんでした。

杉並区立児童館は、
小学校区に対応するように徒歩15分以内で利用できる場所に、
安全に考慮して、区内くまなく設置されています。
杉並の福祉&教育政策が生んだ、誇るべき「地域資源」。
法人化して4年目から<全館>を意識しました。

杉並区の児童館で就業経験がある副理事長の安井節子が
児童館に直接働きかけて実施先を重複がないように広げ、
1児童館1アーティスト1プログラムを原則とし、
ディレクターの篠原誠司さんが若いアーティストを中心に声をかけてくれました。
自己資金に加え助成金や協賛金をとりながら、ゆっくりじっくり。
リクエストで2度3度訪問した児童館もあって、
41館に対し実施したワークショップは45回。
美術造形から写真、ダンスに唄づくり、アニメーション制作、
昭和初期の無声アニメーション映画にライブで音楽演奏も挑戦しました。

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杉並限定の、参加者も多い時で30人ぐらいのささやかな活動でしたが、
小学生対象のワークショップはその後、
港区の保育園の子どもたち、児童館、親子を対象するワークショップにつながり、
子育て支援を目的としたワークショップへ広がりました。
また、杉並発のワークショップがアーティストの作品の1つとなって活動を広げ、
国内外各地で再度実施されているものもあります。

ワークショップをきっかけに、区内のNPO法人の助成金に応募したり、
コミュニケーターを区内で公募したり、ママ友をスカウトしたり、
材料を提供していただいたり、地域の人ともたくさん知り合いました。

最後の年は、ARDA以外の人や組織と協力・連携しました。
劇団夢現舎(げきだんむげんしゃ)と「かっこいい時代劇」をつくり、
遊工房アートスペースと児童館に<宇宙>をつくり、

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ARDAが企画運営した区民講座が発展した「いろはにほん画さゆり会」に導かれて、
ユニークな風貌の、子どもを引きつけて離さない書家と出会い、
古典落語を媒介に法政大学国際文化学部稲垣研究室と<地域>の記憶を残し、
そして区民、市井のアーティストといっしょにダンス創作…

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       * * *

かくして杉並児童館プロジェクトは完了。
関わって下さったみなさま、本当にありがとうございました。
10年余にわたり続けてきたこと、そこで生まれたもの、育まれたもの、
「芸術資源」の意味を再考し、次なるプロジェクトへ向かいたいと思います。

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posted by ARDA at 17:01 | アートデリバリー(児童館)

2012年03月06日

音であそぼう!

阿佐谷南児童館で乳幼児と保護者を対象としたワークショップをしました(1月27日)。

講師は林加奈(はやし・かな)さん。

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加奈さん保有の国内外の様々な、色とりどりでおもちゃのようなものまで、
いろんな楽器をた〜くさん持ち込んでいただき、
「0歳からの楽器遊び」をしました。

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まずは鍵盤ハーモニカでミニミニ演奏会。
演奏が始まると、立てる子は立ち上がり、はいはいで 加奈さんに近づき、
ねんねちゃんたちは、首を加奈さんの方に向けて聞き入っていました。

途中から同じ建物内に設けられている保育室の子どもたちが遊びに来ました。
加奈さんがおでこで鍵盤ハーモニカを弾くと「わぁあ〜!!!」と歓声が。

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いよいよ楽器あそびタイム。
押すとピュー、チューと鳴る楽器で「ねずみさんになって走る」。
振るとカラカラいうマラカス類で「お花に楽器のお水をあげよう」。
カスタネットを使った「コイにえさをあげよう」。
好きな楽器を選んでもらって楽器リレー。
世界で一番小さい音と世界で一番大きい音。
ぬいぐるみによる人形指揮「オオカミさんが振り向いた」。
最後は加奈さんの演奏と一緒に合奏しました。

人形指揮は、オオカミさんが後ろを向いていたら音を出し、
前を向いたら止めるというルール。
目をしっかり開いて加奈さんの動きに集中していましたよ。

参加数は、乳幼児31名、母親ほか24名 計55名。
おかあさんたちとお話すると「産休中」という方が多く、
0〜1歳のお子さんで過半数を越えました。
(0歳:10名/1歳:7名/2歳:5名/3歳:9名/4歳以上:1名)

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幼稚園や保育園でのワークショップを数多く経験され、
保育士や幼稚園教諭を目指す学生に指導もされてきた加奈さんですが、
この年齢層は未知、初めての挑戦でした。
参考にされたのは、ご自身のお子さんの反応だそうです(1歳)。

子育て支援事業というと「ママ&赤ちゃん」の組み合わせを考えがちですが、
最近はパパ(またの名はイクメン)、
おじいちゃん(またの名はイクじぃ)といった「男子力」も拡大中です。
今回もおとうさんといっしょの参加ペアは2組あって、
からだを揺らして楽しんでいらっしゃいました。

妊娠中のおかあさんと、 
おばあちゃん、お子さんといっしょに楽しんでいらっしゃる姿も。
おなかの中の赤ちゃんも楽しんでくれたかな?

2006年ごろから準備を始め、
2010年に実験的に杉並区内3児童館から始めた
子育て支援のアートデリバリー、
今年は、阿佐谷南児童館のほか、
堀ノ内東児童館(ストリングラフィ コンサート/7月14日)で行いました。

来年は杉並の外に飛び出す予定です。
アーティストと協力して、
地域のニーズを考慮したワークショップづくりと
その活用を考えていきたいと思います。

posted by ARDA at 20:04 | アートデリバリー(児童館)

2012年02月28日

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト報告展とシンポジウム

昨年6月よりARDAでは、仙台市、七ヶ浜町、南三陸町、南相馬市、福島市などで、アートワークショップを行ってきました。

震災後もうすぐ1年となりますが、
3331アーツ千代田にて、明日から3/5(月)まで、
「震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト報告展」を行います。

会期:2/29(水)-3/5(月)12:00-19:00
会場:http://www.3331.jp/access/

3/3(土)18:30〜シンポジウムを行います。
「東北でアートワークショップをするということ
〜ブログでは語りきれないことを話します〜」
ゲスト:中津川浩章、新井英夫、今井紀彰
コーディネーター:三ツ木紀英

ぜひ、足をお運びください。
ちょっとしたフードとお飲み物をご用意してお待ちしています

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posted by ARDA at 21:21 | 震災復興支援プロジェクト

2012年02月20日

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト-福島市白百合幼稚園その2

1/27(木)  福島市 学校法人白百合学園白百合幼稚園その2

「アクションお絵かき!」中津川浩章(なかつがわひろあき/美術家)
9:40-10:40 4歳児23名 保育士2名 10:50-11:45 5歳児38名 保育士5名

参加人数:アクションお絵かき 計66名、からだであそぼう計43名 計109名(のべ)


4歳児さんは中津川さんの「アクションお絵かき!」を体験。「まっすぐな線を描いてみよう」との言葉に、慎重にクレヨンを動かす子ども達。なんとも丁寧な線に、子ども達の几帳面さがうかがえました。
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そんな子ども達も次第に腕の速度を増してゆきます。紙の上にのってダッシュ!次第に身体の動きと描くことが一体になっていきました。
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何人かでまとまって、ものすごい勢いで渦を描く様子も。後ほど聞くと「色の対決」をしていたそう。幾層にも重なったクレヨンを、爪を使って削り取る姿も見られました。活動の入りこみ方に個々の違いが見られましたが、どの子も夢中になれる瞬間があったのではないかと思います。
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次は5歳児さん。広いホールに、長い紙を2列用意して活動スタートです。
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音を聞いて描く活動では、新井さんが演奏を。単にリズムに合わせるだけでなく、短い線をすっと描いたり、ギザギザの線を描いたりと、音を繊細にとらえていました。中にはトライアングルの音に、星の様なキラキラを描く子も。身体的な表現から物語性のある表現まで、表現の幅の広さを感じました。
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紙が色の渦で埋まってゆきます。
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クレヨンの二刀流!次第に小さくなってゆくクレヨンに、互いに使いたい色を貸しあう姿も見られました。
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物語を紡ぐ子がいれば、身体を解放させて描く子もいます。
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活動後、5歳児さんの作品(上2枚)と4歳児さんの作品(下)をホールに飾りました。展示をすると、改めてせまってくるような迫力を感じます。(近田)

終わってからの振り返り。4歳児担任先生は、「線だけでこんなに長い時間遊べるのかと驚いた。規制しないのがいい。のびのびできていた。」「終わったあとももっとやりたい。紙を裏返して、後でやろうなどと言うほどだった」
5歳児担任先生は、「からだで遊ぼうでは、支援が必要な子も、すごく楽しんでいた。外遊びの制限の中、よく遊べて本当に良かった。それぞれ1時間ずつよく集中していた。」「絵を描く方では、はじめ、一人の女の子のリーダーが、使う色をみんなが真似していたが、ルールがわかって楽しめてくると、全然違う色を自分で選べるようになっていたのがとても良かった。」「あんなに大きな紙に、何も考えないで描ける楽しさ。様子を見ていて、描くことがストレス解消になるのかと思った。」と。
アーティストからは、「バランスよく集中できていた。一つのエネルギーになって、ワクワクと育っていった」「きもちを表現させることを大事にしている。溜まっているものをはきだせた気がした。」とコメントが。園長先生からは、「これからも長い生活となる。6−7月にまた是非来て欲しい」というご希望も頂きました。「これからの長い生活。」、、、。マスクをかけながら、子どもと一緒に生きていくという若い保育士さんのきりっとした表情が強く私たちの心に残りました。(三ツ木)

3日間のワークショップ参加人数 合計 267名
アーティスト:中津川浩章(美術家)、新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
主催・企画:NPO芸術資源開発機構(三ツ木紀英・近田明奈)
共催:NPO法人JCDN
協力:一般社団法人パーソナルサポートセンター
助成:日本財団ROAD PROJECT

posted by ARDA at 22:32 | 震災復興支援プロジェクト

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト-福島市白百合幼稚園その1

1/27(木) 福島市 学校法人白百合学園白百合幼稚園その1

「からだであそぼう!」講師:新井英夫(あらいひでお/ダンサー・体奏家)
9:40-10:40 5歳児38名 保育士5名
参加人数:からだであそぼう計43名


福島市は原発から60km離れていますが、放射線量は低くなく、子どもは外で遊べません。今回は初めて福島市内の幼稚園を訪れました。外は20分だけ遊んで良いことになっていますが、子ども達は廊下を走り廻っているので、欲求不満が溜まっているのかも。と先生。今日は思い切り遊んでもらいます。
まずは40人の5歳児さんとからだのワークショップ。2クラス合同で、大人数だったのですが、みんなよく集中して遊べました

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おきまりのピンクチューブに歓声をあげて、逃げ惑う子ども達。ウォーミングアップは、寒さを吹き飛ばす、ゴキブリダンス。
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3人一組でほっぺ歩き。
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鏡遊びも、息をあわせてできています。「楽しい〜」という声も。右の写真は2人一組でキノコになっています。同じキノコでも、色んな表現があります。
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この2つは象さんです!8人で協力して、両脇の耳や鼻、牙やしっぽになりきっています。
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最後は息をあわせて、「お友達と仲良しダンス」。1時間の身体遊びを思い切り楽しみました。(三ツ木)

アーティスト:中津川浩章(美術家)、新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
主催・企画:NPO芸術資源開発機構(三ツ木紀英・近田明奈)
共催:NPO法人JCDN
助成:日本財団ROAD PROJECT

posted by ARDA at 22:11 | 震災復興支援プロジェクト

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト-南相馬市上真野幼稚園

1/26(木)上真野幼稚園&保育園 保育士講座

「からだであそぶ」講師:新井英夫(あらいひでお/ダンサー・体奏家)
14:30-15:30 上真野幼稚園保育士3名 上真野保育園 保育士3名 計6名
「絵で気持ちを表現する」中津川浩章(なかつがわひろあき/美術家)
15:40-16:45上真野幼稚園保育士3名 上真野保育園 保育士3名 計6名
参加人数: 計12名(のべ)


私たちが南相馬に来てワークショップすることは子どもにとって、限られた特別の時間になってしまいます。上真野保育園の園長先生に相談し、日常の遊びのヒントになるような保育士さん向けの講座をさせて頂くことになりました。

「からだであそぶ」
新井さんの講座では、子どもたちと身体を使って楽しむ時に、動きのイメージを広げるコツや、ゲームの様に自然と動いてしまう方法を、解説とともに体験して頂きました。いくつかのシンプルなルールで、思いもよらない不思議なポーズや、いつもは使わない部分の動きが引き出されていきます。新井さんの活動では思い切り走ることが難しい限られた場所でも、汗がじっとりにじみ、大人の場合は次の日筋肉痛になるほど。自分と他者の動きへの集中力も求められ、それが達成感や充実感にもつながるように感じます。

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外で思い切り身体を動かす機会を奪われている子ども達にとって、園のホールで遊べる少ない時間の中で、いかに全身を使った質の高い活動ができるかは切実な問題です。身体にも心にも大きく関わってくることではないでしょうか。体力の低下を先生方が心配し、実際にすでに感じてもいるようです。厳しい状況の中ではありますが、講座を始めると先生方もすぐに夢中に。終始笑顔あふれる交流のひと時になりました。(近田)

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「絵できもちを表現する」

水彩やクレヨンを使って、自分の気持ちをどう表現するか、簡単なようで難しいことです。中津川さんの講座では、水に濡らした紙に「今日の気持ち」「イライラ」「ワクワク」「ドキドキ」を水彩で表現していきました。また地震がきたらどうしようという「ドキドキ」する気持ちを描いたり、答えの見つからな今の状況を、黒や茶、深い青などで表現する方もいらっしゃいました。子ども達とは元気に過ごしている反面、保育士さん自身も不安を抱えていらっしゃる現実が垣間みられます。
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楽しい気持ちを表現することで、もっと元気に。あるいは、モヤモヤした不安に色や形を与えて、絵にしていくことで、気持ちを少し客観視できます。また、意識的にも無意識的にも、描いた絵には色や形に意味や理由があります。描いた絵を変に分析するということではなく、子ども達と絵についてお話することで、その子のことがよりよく理解することができるのではないでしょうか。最後には「子ども達と早速絵を描いてみます」という声も。短い講座でしたが、室内での子どもとの遊びのヒントにしてもらえればと思います。(三ツ木)


アーティスト:中津川浩章(美術家)、新井英夫(体奏家・ダンスアーティスト)
主催・企画:NPO芸術資源開発機構(三ツ木紀英・近田明奈)
共催:NPO法人JCDN
助成:日本財団ROAD PROJECT

posted by ARDA at 22:03 | 震災復興支援プロジェクト