
募集人数「10〜15人」に対し、熱心な応募者が31名ありました。申込用紙や自由作文を拝読すると甲乙つけ難く選考に悩みましたが、今回の目的に沿って最初のスタートは、杉並在住者を主に14人、区外近隣者を2人、計16人の採用を決定いたしました。
応募者の約4割は杉並区外で、都内はもちろん、神奈川県や千葉県の方もいらっしゃいました。
「アートカード」を使って美術鑑賞を行いますが、そのプログラムのベースである「対話による美術鑑賞」を学んでおられ、活動の場を求める方も少なくありませんでした。
今後、このプログラム・サービスを杉並区以外の希望校に拡大することも検討したいと思っています。
また、今回の応募者の特徴は、平日フルに仕事をしている方が過半数であった点です。
週末は休みたい方、遊びたい方が多いと思いますが、平日の仕事以外に人生の生きがいや社会貢献を求めている方が少なくないと実感しました。活動内容によっては、週末の活動体験や学びが、平日の仕事のレベルアップにつながることもありえます。「対話による美術鑑賞」はその要素を充分に持っています。
ARDAの鑑賞事業は今まで「次世代育成」「文化芸術振興」を理念として掲げてきましたが、昨年実施した「社会人のためのVTSファシリテーター講座」とこの「土曜授業」という新しい2つの活動は、「ビジネスパーソンのパラレルキャリア支援」という新しい理念を掲げることができるように思います。
今回、残念ながら採用に至らなかった皆様も、今後チャンスがありますので活動を永い目で見守って頂き、再会できれば嬉しく思います。
こうして、9月13日(土)より杉並区事業1期生の研修を開始させ、希望小学校6校での美術鑑賞教育支援をしっかり立ち上げます。 見学もできますのでよろしくお願いいたします。(小口)