今回は鑑賞コミュニケーターとしての事前準備の方法を学びました。これは、一人で作品とじっくり向き合い「この作品のなかでなにが起こってる?」「どこからそう思ったの?」と自問自答を繰り返し、自分の中で起こる対話を紙に書き出していきます。研修室はすーっと静かになり、みなさん真剣に作品をみつめ、えんぴつを走らせていきました。

書きこんだものをさらに分類することで、考えが整理され、自分の中でより深く作品を理解することができました。なおかつ、実際にその作品をVTSで使用したときの対話の可能性がある程度を予想できます。後半VTS演習をしたファシリテーターより「事前準備をしておけば、もっと違うのかも。」とその大切さを実感する声も出ました。
いよいよ研修も7回目を迎え、残す研修もあとわずか。あらためて講師の三ツ木さんより、いままで学んできた基本を忘れずに、事前準備→実践→振り返りを丁寧に繰り返しながら、自ら復習し学んでいくことが大切になります、とエールをもらいました。三期生のみなさんたち、この言葉に押されみんなで自ら学ぼうという動きがさらに出てきているようです!(Okubo)