2015年01月23日

<西東京市・アートみーる>一期生研修I

1/16(金) 9:45~13:30@コール田無

新年を迎えて最初の研修が行なわれました。
本日は、3名のみーるさんのVTSコーチングをじっくりと行ないました。
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3つの作品を、鑑賞者と3名のファシリテータが時間をかけて観ていきます。
作品から始まった対話は、その場にいる参加者の中をじわじわと通り抜けて、いつの間にか、その場にいるみーるさんそれぞれの価値観を交わし合ったり共有したりする時間へと深まっていくこともしばしば。この場にいて、作品を介した対話をすることそのものが、研修という枠を超えてみんなの中での楽しみになってきている気がする、最近のアートみーるです。(越川)

2015年01月19日

<やまとアートシャベル2014>活動報告

12/12 大野原小学校美術館訪問@川崎市岡本太郎美術館

先週の学校での事前授業を経て、岡本太郎美術館の企画展「太郎賞の作家U」と常設展「岡本太郎の沖縄」の2つの展覧会を130人の6年生と一緒に鑑賞しました。
学校や美術館での鑑賞プログラムの後には、シャベラーさんと対話の内容を検証したり、子どもたちの印象的な様子を共有したり、振り返りの時間を大切にしています。ここでは、今回の太郎美術館での活動後にシャベラーのSさんが紹介してくれた、Sさんとひとりの男の子の素敵なエピソードをご紹介しましょう。

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12月の岡本太郎美術館。真っ暗な空間で一枚の白い薄布が暗闇で波打つ、大巻伸嗣さんの作品を鑑賞中のことです。
「ずっと見てたけど、ひとつとして同じ形が無い」と発言してくれた男の子が、また何か言いたそうにしていたので発言を促してみました。
そうすると、彼は「言葉にできない」と。
その時、シャベラーにあるまじき事かもしれませんが、「言葉にできないものってあるよね。」と、返してしまいました。実際、自分でも「作品と接する上で、本当に大事なことは言葉には出来ないかもしれないな」と、常々思っているからです。
そして、どんなに深い知識や造詣に基づいた批評より、作品の前で子どもが絞り出すように言った「言葉にできない」と言う発言の方が、もしかしたら作家さんには嬉しいかもしれないな、とも思いました。

私にとっては、この男の子のひと言は2014年の活動中でナンバーワンのキラキラです。勿論、子どもの発言はみんなキラキラしていますが…。それはもう、まぶしいくらい。

2015年01月07日

<やまとアートシャベル2014>第三期生研修9回目

12/10 9:30-12:40 @渋谷学習センター

美術館でおこなわれる授業では、子供どもと対話する作品を自分で選びます。作品選びの研修で自身が選んだ作品を使って、いよいよ対話型鑑賞してみます。それぞれの好みがうかがえる様々な作品群でのVTS演習は、鑑賞する側にとってもいつもと違い新鮮で、いろんな発言が出て楽しく鑑賞し合えました。振り返りでは、すでに現場体験を重ねているせいか、以前にも増して具体的な課題がたくさんあげられました。「どこからそうおもうの?」という問いかけによって続いていく思考の充実感がうれしい様子の三期生のみなさんでした。(Okubo)

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