会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3F アトリエ
協力:キヤノン株式会社、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト実行委員会、横浜市民ギャラリーあざみ野(50音順)
2014年10月に南相馬市大甕幼稚園のワークショップで生まれたふわふわクネクネの手袋人形“ろくぶて一族”と、
その冒険物語を子どもたちが1人1台のカメラで撮影した写真作品を展示しました。
通りがかりに展示内容について詳しいお話を聞いていってくれたり、
「1日だけじゃもったいない!何日かあれば宣伝してあげたのに。」と言ってくれる方も。
お知らせがいきわたらなかったことに反省しつつもうれしい出会いがありました。


昼過ぎの15:00〜16:30にはワークショップを行い、大甕幼稚園の子どもたちと同じ“ろくぶて一族”人形をづくりを行ないました。
大甕幼稚園でのワークショップの企画監修として関わっていただいたアーティストの今井紀彰さんも駆けつけてくださり、
子どもたち7名と保護者の方々と一緒にわきあいあいと制作しました。
参加者が3歳〜小学4年生までと幅広く、
大甕幼稚園の5歳児さんとはまた違った発想が反映された“ろくぶて一族”の仲間が生まれました。


そして、夕方18:00〜19:30には、ワークショップ報告と、被災された方々とのこれからの関係作りについて参加者を交えて話し合う、お話会を行ないました。
全員で13名(+お子さん1名)の会になりましたが、今井さんや普段他の事業でもお世話になっている体奏家の新井英夫さんの他、
故郷が福島県で被災した家族と今後どう向き合っていくか考えたいという方や、
これまで直接関わることはなかったけれどこれからできることをしていくための勉強に、というアーティストや介護士の方などが集まってくださいました。
報告では、今回の大甕幼稚園で感じた元気になってきている子どもたちの様子とともに、震災後からの活動の中で感じている変化や、
園長先生や活動を通してつながりを持った方々から事前にうかがってきたお話などをお伝えしました。
現在の複雑な状況の一端をお伝えすることはできたのではないかと思っています。

最後は、それぞれが活動しつつも、重なる部分があれば互いに協力していこうというお話で終了しました。
お話会終了後も参加者のみなさんがしばらく残って交流されていたのが印象に残っています。
日程や広報が充分ではなかったという反省点はありますが、集まって集中してお話しするような機会も多くはなくなっているなか、
ご参加いただいたみなさんにとって有意義な時間になっていたらと切に願います。(チカダ)