今年度3校目となる訪問は向台小学校です。4年生4クラス・計131人の子どもたちと活動をおこなってきました。
みーるさんも初めて体験する大人数です!学校での活動は1クラス2時限必要なので1日に最大2クラスまでしかできず、今回は連続2日間に渡ってうかがいました。
まずは2つのグループにわかれてアートカードです。
なにをやるのかな?とドキドキしていた子どもたちも、グループにわかれてアートカードを始めると一気に緊張はほぐれます。
絵や立体、写真などいろんな作品が印刷されたアートカードを前にみんな目がキラキラ輝きます!
「すごくキレイ!」「これはなあに?」「絵なのかな?写真かな?」と、こちらが聞かなくても言葉が溢れてきます。
対話型鑑賞ではみーるさんと子どもたちの対話という関係だけではなく、子どもたちどうしで対話が生まれることも重視しています。
友達のなにげない一言から新しい発見をしたり、その子なりの答えがうまく見つけられないときには同じグループの子がいっしょに悩み、助け合っている姿もよく見られます。アートカードを介して子どもたちが目に見えないものをグングン育んでいるのが伝わってきて、いっしょにやっていて嬉しくなります。

次にプロジェクターを使ってアートカードのときより人数を増やして対話型鑑賞をします。
向台小のみんなも元気に手が挙がりました!

アートカードとプロジェクターの対話が終わると、子どもたちに毎回鑑賞シートを書いてもらっています。
見た作品についてひとりであらためて向き合って考える時間でもあるのですが、みんなで鑑賞したときに全然お話ししてくれなかった子がビッシリ書いてくれたり、授業時間内だけではわからなかったその子なりの視点を知ることができます。逆に積極的に話してくれた子があまり書かないパターンもあり、子どもたちが一生懸命考えて言葉を紡ぎながら対話をする授業時間はライブであり、その瞬間がかけがえのないものであることを実感します。
秋以降も学校訪問が続きますが、子どもたちにとっては年に1度のこの機会を大切に、引き続きがんばっていきたいと思います!
(石川)