場所と対象:南相馬市立大甕幼稚園の5歳児
企画監修:今井紀彰(美術家)
主催:はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト
協力:キヤノン株式会社
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2日目:2014年10月21日(火) 9:40〜11:00
参加者人数:14名
2日目は、「冒険写真」をテーマに、一人ひとりが作った人形を園内の好きな場所に連れていって写真撮影をします。
自分が作った“ろくぶて一族”人形の冒険を、
ポスターや絵本の表紙のようにドキドキワクワクする1枚の写真にしようというお話の後、1人1台のカメラを手渡しました。
園庭に出るとブランコやジャングルジムなどの遊具や、木の枝や根っこや草の生えているところなど、冒険写真になりそうなポイントを見つけて撮影!
特に声をかけなくても、子どもたちはどんどんと撮影スポットを発見していました。


大きめの葉っぱを見つけてきて地面に立てて「日陰で休んでいるところ」にしたり、
人形だけでなく好きな友だちが写りこむように撮ったり、それぞれのこだわりが現れていました。


撮影後には自分が撮った写真について、どんな冒険をしているところかお話をしながらお気に入りの1枚を選びます。
自分の写真を見るときには照れつつもとても誇らしげにお話していました。
友だちが撮った写真もお互いによく見ていて、「こんな高いところにどうやって置いたの?」と質問が出たので、
実際に置いた場所は手が届く高さだけれど撮影の角度で高いところのように見える写真になっていたことがわかったりしました。

少しだけ子どもたちの写真をご紹介〜!

「ワープスーパーおばけ」が、光と陰が白黒に分かれたところでシューっとすべる冒険をしているところ。

「かぶと星人」が、なかよしの友だちと一緒に鉄棒にぶらさがってブラブラする冒険をしているところ。

「キラキラ星人」が、たくさん歩いてつかれたので落ちていた落ち葉の陰に倒れこんで休憩しているところ。
似ているように見える写真も撮影した本人はしっかり違いを捉えてお気に入りをパッと決めたり、
友だちが進める写真があっても自分が選んだ写真をゆずらなかったり、
子どもたちなりの写真に対する感性が垣間見える時間になりました。(チカダ)