2011年10月15日

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト 戸倉小学校

9/30(金) 14:20-17:00 戸倉小学校

「げいじゅつ大サーカス!」今井紀彰(いまいのりあき/写真家・美術家)

参加人数:計55名(のべ)
     (色ラボ19名、なんでもスイッチ11名、まっすぐにくぎをうて!9人、
 この辺で顔をさがせ16人)

共催:NPO法人キッズドア
助成:アモーレ・パシフィック、JKA・オートレース

宮城県南三陸町戸倉地区は町全体が壊滅状態。3階建ての戸倉小学校は屋上まで津波がやってきて、骨組みしか残っていませんでした。そこで隣町の登米市の廃校を掃除して「戸倉小学校・中学校」として、5月10日に再開させました。学校のスタートが遅れたこともあり、NPO法人キッズドアが、放課後に学習支援をしています。校長先生より、子ども達の気持ちを解放するアート・ワークショップを実施して欲しいという要望があり、NPO法人キッズドアを通して、ARDAが「げいじゅつ大サーカス」を行うことになりました。家族ごと登米市に移住している子と戸倉地区に住み続け、送迎バスで1時間かけて通っています。キッズドアさんからはスタッフ1名ボランティア3名の計4名に、子ども達のサポートを手伝って頂ました。(三ツ木)

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日頃の学習支援ですでに子ども達と顔見知りボランティアの方が協力してくださるのは心強いものです。オープンすると、準備の最中から声をかけてきた子どもたちが、興味しんしんでやってきました。
『いろラボ』は学生ボランティアのおにいさんが担当。はじめは慎重に一滴一滴ビンに落としていっていましたが、ビンの色水がだんだん濃くなってくるとスポイドいっぱいにして混ぜていったり。おにいさんとの会話を面白がりながら、何個も作って窓際に並べていきました。

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『なんでもスイッチ』では女の子たちはアイドルユニットになりたいなど憧れるものへの変身スイッチもありました。『この辺で顔をさがせ!』は、はじめは戸惑っていた子どもたちもルールを理解すると、いろんな所に顔をみつけてくるようになりました。

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途中から『釘を打て』のワープショップも加わり、ボランティアのお兄さんも混じって釘打ち競走をしました。釘打ちの得意なKくんは細い虫ピンもあっという間打ち込み、大人を軽々と負かせていました。途中、校庭に遊びに行っては、また戻ってきたり、1つ1つのワープショップをじっくり参加する子どもいれば、一通りやってまたはじめからやる子もいたりと自分たちのペースで時間いっぱいまで、楽しんでいました。(加藤)

**キッズドアボランティアスタッフのコメント**

前回の南三陸の活動は、アート活動も加わり、変化に富んで、子供達も積極的に楽しんでいました。
女の子達は秘密が好きなようで、校庭の隅に連れて行かれ、アイドルになりたいという女の子達の歌を聞かされました(^-^;)。あとで「この歌を歌うとさ、気持ちが楽になるんだよ…。」と言っていて、小さい子供達から「気持ちが楽になる」という言葉を聞いて、ホロッときました。一見、元気が有り余っている感じですが、家を失ったり、家族や知り合いを失ったりしている子供も多く、年齢以上の我慢をしているのかもしれません。学校の先生方は学校を軌道に載せるのに、親も生活の再建や将来への不安に立ち向かうのに必死だと聞きます。親でも先生でもない立場の大人達のあたたかい見守りが必要なのだと実感しました。


助成:アモーレパシフィック、JKA・オートレース

アーティスト:今井紀彰(写真家・美術家)

主催・企画:NPO芸術資源開発機構(三ツ木紀英・加藤直子)
協力:NPO法人キッズドア
posted by ARDA at 19:59 | 震災復興支援プロジェクト