2011年10月15日

震災復興支援・こころをつなぐアートプロジェクト 七ヶ浜町みなと浜仮設住宅 集会所

10/1(土) 10:30-16:00 七ヶ浜町みなと浜仮設住宅 集会所

「げいじゅつ大サーカス!」
アーティスト:今井紀彰(いまいのりあき/写真家・美術家)
参加人数:計36名(のべ)
     (色ラボ16名、なんでもスイッチ8名、この辺で顔をさがせ12人)

助成:アモーレパシフィック
協力:NPO法人アクアゆめクラブ、NPO法人レスキューストックヤード

ここは七ヶ浜の中でももっとも小さな仮設住宅です。大きな仮設住宅には色々と支援も入ってきますが、小さな仮設住宅は支援が少ないのが現状です。9/8に下見をし、あえてこの小さな仮設住宅で実施することにしました。ちらしは周辺の仮設住宅や地域の子どもが集まるイベントで、見守りのNPOさんに配布してくれました。当日は離れた仮設や、車で来てくれた母子もいらっしゃいました。10時前から準備をはじめると早速子ども達が何人かやってきて、準備の手伝いから参加してくれました。

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ほとんどの子が最初から最後までいてくれて、写真をとって絵を描いたり、色を混ぜたり、夢の叶うスイッチを作ったりと、5時間くらい遊び尽くしてくれました。色ラボでは2箱半あった瓶をすべて使うほどでした。

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午後はおやつを食べながら、みんなで新しい遊びを考えるワークショップ。これまでとっても嬉しかったことや美しいと思った事を順番に語り合い、そこからみんなで連想ゲームをしていきます。私たちがワークショップを提供するだけでなく、みんなで遊びを作るようなコミュニティになっていくといいなと考えました。
繰り返し空や雲のお話をする女の子。「震災で死んでしまったおじさんがいてね。お葬式のとき空を見たら、雲がそのおじさんの顔にそっくりだったの。」その子は顔を探すコーナーでは雲に顔を描いた作品を作っていました。

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また今まで一番悲しい話をしたいという女の子。「この間の地震で、津波が家を飲み込んじゃったこと」とお話してくれました。すると私の隣に座っていたその女の子のおばあちゃんが、3月11日の事を私に話してくれました。仮設にはいった直後は、集会室に来るとボランティアの人にかわるがわる津波のことを聞かれ、そのたびに涙がでて辛かったそうです。おばあちゃんのおうちは漁師さんで、今新しい船をオーダーしていて、新しい生活の一歩を踏み出しつつあります。結局時間切れで、新しい遊びはできませんでしたが、みんなの心にある大事なことを分け合えた時間でした。

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終わったあとは最後の片付けまで、残ってお手伝いをしてくれた子ども達。「また来てね」「うん、また来るね」と何度も言い合いました。そして、荷物を載せて、私たちの車が出発しても、見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。小さな集会室でしたが、とても密なつながりができたとスタッフみんなが実感しました。そして、こういった心と心のつながりが、次への一歩へとつながるように思います。
(三ツ木)


9/29,30,10/1のワークショップ参加人数合計 252名(のべ)

助成:アモーレパシフィック

アーティスト:新井英夫・今井紀彰・中津川浩章

主催・企画:NPO芸術資源開発機構(三ツ木紀英・近田明奈・加藤直子)
協力:福島県立博物館、NPO法人キッズドア、NPO法人アクアゆめクラブ、NPO法人レスキューストックヤード

posted by ARDA at 20:11 | 震災復興支援プロジェクト