2012年01月23日

シンポジウムを開催しました。

シンポジウム
「アートで介護 アートがひらくケアの可能性」
を開催しました。


(2012年1月14日(土)13:30〜16:30、 津田ホール会議室)

2011年1月から行ってきた
「高齢者施設へアートデリバリー アートによるケアの可能性に関する調査」が終了し、
その報告も兼ねて、シンポジウムを開催しました。
寒い1月の土曜日の午後にもかかわらず、
約130人もの方の参加があり、会場は熱気に包まれました。

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主催者挨拶 ARDA代表  並河恵美子

第一部 基調講演 
「高齢者にとってアートとは?」というテーマで、
鷲田清一先生(哲学者、大阪大学元総長、アートミーツケア学会会長)にお話しいただきました。

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第2部 映像による紹介 

「高齢者施設でのアートワークショップ」 
2011年4月から9月にかけて、高齢者在宅サービスセンター上井草ふれあいの家で行った
5回のワークショップの記録を上映しました。

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第3部 
パネルディスカッション
「アートがひらくケアの可能性」

第2部で紹介した上井草園での連続ワークショップを踏まえて、
現場からの報告を中心に、アートとケアのかかわりについて議論が展開されました。

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コーディネーター:黒川由紀子
   パネリスト:新井英夫(ダンスアーティスト、体奏家)
         西川 勝(大阪大学コミュニケーション・デザインセンター特任教授)
         藤山邦子(上井草ふれあいの家 元所長)
         並河恵美子(NPO法人 ARDA代表)

<黒川先生のコーディネートで開始>

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<アートとケアはどうつながるか?>
藤山邦子さん(上井草ふれあいの家 元所長)より 
実施後の施設職員の声や変化についてを具体的にお話していただきました。
「いつも難しい方へをお風呂に入れるときに、
新井さんのまねごとして、施設職員からくねくねとからだをほぐしてから 
接してみるというような お互いの気持をほぐすことを思うようになった」は、
アーティストとともにアートデリバリー(アートワクショップ)を
実施しているARDAスタッフも活動を継続していくエネルギーをもらえました。

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また、アーティストの取組むことの意義や
黒川先生のアフリカマサイ族との現地での体験を絡め
人間のもつ本能的なうごきの話など広がってもいきました。

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<黒川先生と新井さんの即興ダンス>
西川先生の臨床現場での経験から感じらる置き去られている問題を
アートなら解いていけるのではないかというご意見もいただきました。
また、『アート』と『芸術』との違いも
なんだかいつももやもやしてしまうことも、ひとつの考えた方として
見いだせた気がしました。

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参加者には、資料として
「高齢者施設 アートデリバリーハンドブック」と
「高齢者施設へアートデリバリー〜アートによるケアの可能性に関する調査報告書」
を提供しました。



いままで10余年にわたり活動してきたことを
多くの方へのご協力のもと
シンポジウムを開催できたことを深く感謝いたします。
今回の企画事業を取組めたことで、多方面からのお意見も伺え
わすかな光の路をひたすら走ってきた中で、見えていなかったことも
少し客観的な立場になって検討できました。

これからにいかにつなげていくかが
当面の大きな課題です。
みなさんにご理解を深めていただき広かっていけばと願っています。

◎会場で配布しました
『高齢者施設 アートデリバリー ハンドブック(DVD付き)』
『高齢者施設へアートデリバリー〜アートによるケアの可能性に関する調査報告書』
有償頒布もしております。ご希望の方はお申込みください。
http://www.arda.jp/postmail/postmail.html

なお
当日の様子がNET TAMに掲載されました。
http://www.nettam.jp/blog/



 



posted by ARDA at 11:41 | アートデリバリー(高齢者)