2014年12月31日

2014年もありがとうございました

はや今年も本日を残すのみとなりました。
今年はARDAの拠点である杉並区で鑑賞事業がはじまったり、いろいろなご縁によって大小さまざまな事業を活動者のみなさまと行う事ができました。
応援してくださるみなさま、活動を一緒にしてくださるみなさま
本年もありがとうございました。大変お世話になりました。
どうぞ2015年もよろしくお願いいたします。

さて、去る11月に行った杉並区鑑賞事業の第一項目・荻窪小学校での授業後のご感想を頂きました。
こちらから全文をお読み頂けます。
ブログにはピックアップして掲載いたします。

・芸術に興味がなかったのに、カードを見ているうちに「すごい!アートって、けっこう楽しいな、おもしろいな」と感じました。
・みんながいろいろな話を思いつくのですごいと思いました。カードのいろんな絵からいろんなお話しやちがいが分かるんだと思いました。
・アートはよく見ると同じようなところがあって、全く違うと思っていたのに、少しショックでした。
・アートにはいろんな使い方や見方があるんだなと思いました。アートには正解がないということも分かりました。いい勉強になりました。ありがとうございました。
・この授業で学んだことは、「美しいアートはあるが、アートに正解は無い」ということです。私はこれから身のまわりのアートを探してみたいです。先生方、ありがとうございました。
・ぼくはアートカードを通して、互いのコミュニケーション能力を高めることができたのでよかったと思います。相手の考えに対して、なぜそれを選んだかなど理由を突きとめたりするのが楽しかったです。

みんなすごくしっかりしていますね!びっくりしました〜<滝>

2014年12月29日

教育支援コーディネーター・フォーラムへ参加・出展しました!

<教育支援コーディネーター・フォーラム>に参加しました
主催:東京都教育委員会 企画:地域教育推進ネットワーク東京都協議会
平成26年12月14日(日) 東京都庁第一本庁舎 5階代会議場
http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/schooling.html
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 今年で8回目となる教育支援コーディネーター・フォーラムヘ、ARDAは昨年初出展でした。子どもたちの教育活動に、企業、大学、NPO等の専門的な教育力を効果的に導入するためのネットワーク作りのフォーラムです。
 オープニングでは、主催者のご挨拶の後、オープニングメッセージ「ネットワークがあってよかった!つながった!実現した!」を杉並区立第一小学校支援本部から私達の活動事例をもとに話されました。「第一小では音楽、演劇は取り入れたことがあるのですが、美術はまだやっていませんでした。昨年、この会場でARDAさんの活動を知って今年の1月に“対話による美術鑑賞”を実施しました。クラスには馴染めなく保健室通いだった子が、今では学級に戻り元気になりました。アートの力を感じています。」とARDAのことのみを基調講演されたのです。あの時、一番活発に話していた男子が印象深く心に残っています。学級復帰できたことを知って、このプログラムのすばらしさを再認識しました。
 47出展団体は長机ひとつに活動情報を展示して交流。ARDAの机上にはチラシ等の他にアートカードを並べ説明をしました。1時間半の交流会には、基調講演の効果もあって息付く暇もない程の訪問者で嬉しい悲鳴でした。潜在的に取り入れたい関係者は多いと実感できるフォーラム参加でした。 <並河>

2014年12月02日

杉並区立小学校土曜授業「美術鑑賞」が船出!

11 月 15 日朝、船出にふさわしい快晴の青空の下、ARDA 担当 2 人、
参加ボランティア 16 人、応援者 4 人の合計 22 人が、杉並区立荻窪小学校に集合しました。
9 月から染谷ヒロコさんを講師に、対話による美術鑑賞とアートカードの理論と実践を 5 回に渡り、学んできましたが、
ようやく小学校の教室で、デビューしました。

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この日の対象は 4 年生 3 クラス 110 人。
アートカードを使った美術鑑賞の授業は子どにとっても先生方も初めてです。
クラスの教室ではなく広めの図書室に、6つのテーブルを配置し、約6 人の児童に 2 人のコミュニケ―ター(ボランティア)が付いて、
各クラス 1 時間ずつ 3 クラスの授業を行いました。
各テーブルとも、アートカードの美術作品をよく見て、とても活発な対話が進みました。
終了直後の子どもたちやクラス担任の先生方の感想は、とても好評でした。

この授業の目当て(目的)は、ほぼ達せられたと思います。
当日は、2 年に一回の全校美術展の作品展示もあり、公開授業のため、
多くの保護者の皆さんが見学され、見慣れない美術鑑賞に注目されていました。
ご家庭に帰って、家族で話題になると嬉しいです。
緊張やとまどいも混じった 3 時間の活動を終了し、控室でランチをとりながら、
熱心な振り返りを行いました。具体的な課題や工夫が発見、確認されて、
今後の活動に役立てようと前向きは話し合いとなりました。
午後 2 時に終了し、関係の先生方にご挨拶して、暖かい気持ちで学校を後にしました。

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この活動は会員や賛助会員の皆様の会費・寄付に支えられています。
次回、公開事業の際は、学校のご了解を得て、皆様にも予めご案内しようと思います。(小口)

2014年09月05日

杉並区立小学校土曜授業支援・美術鑑賞ボランティア募集を8月15日で締め切りました。

皆様のご協力・ご支援まことにありがとうございました。

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 募集人数「10〜15人」に対し、熱心な応募者が31名ありました。申込用紙や自由作文を拝読すると甲乙つけ難く選考に悩みましたが、今回の目的に沿って最初のスタートは、杉並在住者を主に14人、区外近隣者を2人、計16人の採用を決定いたしました。
応募者の約4割は杉並区外で、都内はもちろん、神奈川県や千葉県の方もいらっしゃいました。
 「アートカード」を使って美術鑑賞を行いますが、そのプログラムのベースである「対話による美術鑑賞」を学んでおられ、活動の場を求める方も少なくありませんでした。
今後、このプログラム・サービスを杉並区以外の希望校に拡大することも検討したいと思っています。
 また、今回の応募者の特徴は、平日フルに仕事をしている方が過半数であった点です。
週末は休みたい方、遊びたい方が多いと思いますが、平日の仕事以外に人生の生きがいや社会貢献を求めている方が少なくないと実感しました。活動内容によっては、週末の活動体験や学びが、平日の仕事のレベルアップにつながることもありえます。「対話による美術鑑賞」はその要素を充分に持っています。
 ARDAの鑑賞事業は今まで「次世代育成」「文化芸術振興」を理念として掲げてきましたが、昨年実施した「社会人のためのVTSファシリテーター講座」とこの「土曜授業」という新しい2つの活動は、「ビジネスパーソンのパラレルキャリア支援」という新しい理念を掲げることができるように思います。
 今回、残念ながら採用に至らなかった皆様も、今後チャンスがありますので活動を永い目で見守って頂き、再会できれば嬉しく思います。
 こうして、9月13日(土)より杉並区事業1期生の研修を開始させ、希望小学校6校での美術鑑賞教育支援をしっかり立ち上げます。 見学もできますのでよろしくお願いいたします。(小口)

2014年06月23日

平成26年度杉並区NPO支援基金の助成事業に

平成26年度『杉並区NPO支援基金』の助成事業に採用されました!

〜次の課題は「賛助会員・寄付の獲得」


http://www.sugi-chiiki.com/kikin/content_disp.php?c=5327a6ab7b6b0
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杉並区での新しい鑑賞事業は、ARDAが主催する自主事業です。
美術鑑賞ボランティアを募集・育成して区立小学校の「土曜授業」を支援します。

財源はゼロからの出発ですので、杉並区NPO活動基金へ4月に申請いたしました。
書類審査をパスして、5月26日に第二次審査兼公開プレゼン。
並河理事長、協働事業者をお願いした学校支援本部代表の伴野様と共に臨みました。
並河理事長がプレゼンを行い、審査員の鋭い質問に、伴野様と私小口が回答しました。

本年度は区内小学校の4年生を対象にモデル校6校の16クラスヘ、
アートカードを使った美術鑑賞授業を区民と共に実施します。

6月12日に助成決定の連絡がありホッとしました。
学校支援本部との恊働事業ですので、助成最高額の50万円が決定。
経費節減の工夫を積み重ねて算定した予算総額は91万円。
この差額は私たちの活動の意義や理念に対して、賛同・共感をいただける方々を募り、
寄付や賛助会員としての会費で賄う計画でおります。

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認定NPOは市民性を重視して、年会費3000円の賛助会員100人を持つ団体を対象にしています。
しかし、ARDAは助成金や委託事業が活動資金のほとんどで、寄付と見なされる賛助会員数が僅かでした。
事業の公益性の高さで認定を獲得できました。
これを機に賛助会員を増やすことが大切だと思っています。
そして寄付文化への一歩にしたいのです。

このブログをご覧になった皆様の暖かいご支援を期待します。

(小口)

2014年05月27日

杉並区の4つの学校支援本部と協働で

杉並区の4つの学校支援本部と協働で、「対話による美術鑑賞」事業の立ち上げに着手

4月25日(水)

1月18日の杉並第一小学校でのモデル事業の後、
杉並区の学校教育支援コーディネーターや図工専科の先生方との協議を進めました。
この結果、大和市や西東京市のような自治体および教育委員会との委託型協働事業でなく、
新しい方式でこの事業を立ち上げる決意を固めました。

この間モデル授業について、
杉並区区民生活部協働推進課発行の情報誌「今日Do!すぎなみ」3月号に写真入りで掲載されました。

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平成26年度実施モデル6校4つの学校支援本部との協働も決まり、
活動資金として「杉並区NPO活動資金助成募集」への申請を4月25日に行いました。
なお助成金では不足する活動資金づくりのための寄付募集、およびボランティア募集を、
学校支援本部や学校のご協力を得て、進める予定です。 


(ogu)

「対話による美術鑑賞」活動を「土曜授業」で実施

杉並区初の「対話による美術鑑賞」活動を「土曜授業」で実施

1月18日(土)

杉並区では平成26年度から全区立小中学校で、月1〜2回程度「土曜授業」が始まります。
平成25年度より先行して試行中の杉並区の小学校の学校支援本部とご縁があり、
「対話による美術鑑賞」は土曜授業に相応しいと、実施に至りました。

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当日は、大和市から5人のコミュニケ―ターが教室に出向き、
4年生3クラスの子どもたちを対象に、各1時間、
アートカードを利用したゲーム形式で楽しい授業を行いました。
公開授業日で、保護者をはじめ多くの参観者があり、興味深く見学されました。
子どもたちから「また、やって欲しい」と、好評でした。
クラス担任をはじめとした先生方からも、「杉並区で気軽に利用できる体制を作っててほしい」との要望もいただきました。

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*土曜日授業とは?
土曜日は、保護者や地域の方々が、平日に比べて学校に参画しやすい日といえます。
このメリットを生かし、学校・家庭・地域が連携し、
役割分担を図ることで、こどもたちにこれまで
以上に豊かな教育環境を提供することができると考えられています。           
(ogu)