2011年10月12日

アートミーツケア学会2011

アートミーツケア学会2011年度総会・大会

「『こども』から考えるケアとアート―大震災を経て」


大きな出来事に直面したとき、私たちはこれまでの価値観やありかたの見直しを余儀なくなされます。
現在の状況を捉え、新たな社会をつくりだそうとしていくとき、これからの担い手となるこどもの存在は欠かせません。
こどもには、未来が詰まっている。
そういうとき、私たちがそこにみているのは、初心への気づきであり、新たな知識をぐんぐんと吸収し、学んでいく柔軟性であり、前提にとらわれない態度かもしれません。
それは、こどもだけでなく、大人と呼ばれる人のなかにもあってほしいものでしょう。
そしてケアやアートはそのような世界のはじまりに届く視線をときに必要とし、ときに引きだすものなのではないでしょうか。
本大会では、一人ひとりのなかにあるこのような「こども」をキーワードに、ケアやアートについて考えます。
みなさまのご参加お待ちしています。


◆日程:2011年11月26日(土)27日(日) 
*25日(金)スタディツアー
◆会場:京都造形芸術大学(京都市・瓜生山キャンパス)ギャルリ・オーブ、他
◆主催:アートミーツケア学会
◆共催:京都造形芸術大学、協力:日本ボランティア学会

◆内容 詳細は⇒http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2011/11/2011-1.html

■11月25日(金)

□スタディツアー


@京都府立医科大学小児医療センター
A京都大学総合博物館「Inclusive Design Now 2011」展

■11月26日(土)

□クロストーク「『こども』から考えるケアとアート―大震災を経て」


*アート、哲学、科学、農業、宗教、こども、さまざまな視点をもつ登壇者、参加者とともに、議論を行います。

・小林傳司(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)
・関口怜子(ハート&アート空間BeI代表)
・西村高宏(東北文化学園大学医療福祉学部准教授)
・原坂一郎(こどもコンサルタント)
・松下弓月(福生山宝善院副住職、インターネット寺院「彼岸寺」編集長)
・目黒 実(九州大学特任教授、京都造形芸術大学客員教授)
・横濱千尋(京都造形芸術大学映画学科俳優コース四回生)
・進行:本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)
・島田 誠(ギャラリー島田代表、公益財団法人神戸文化支援基金理事長)
・坂上 香(映像作家、NPO法人out of frame代表)
・菅野浪男(羽山の森美術館運営委員、元酪農家)

■11月27日(日)

□アートミーツケア学会2011年度総会

□プレゼンテーション


応募者による研究発表、実践報告、ワークショップ  
*発表者募集中!締め切りは10月22日(土)
10月22日(土)までにエントリーしてください。
http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2011/11/2011.html

□分科会A:「“その人”に寄り添うということ―被災地でのアート活動について」
 
・関口怜子(ハート&アート空間BeI代表)
・高橋伸行(やさしい美術プロジェクトディレクター、名古屋造形大学准教授) 
・聞き手:森口ゆたか(美術家、NPO法人アーツプロジェクト代表)

□分科会B「震災と原発についてのこどもたちとの対話プロジェクト報告」

・高橋 綾(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター招聘教員)
・辻 明典(大阪大学大学院文学研究科博士前期課程)
・本間直樹(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター准教授)

□分科会C「人はなぜ表現するのか?― 内なるこどもからアートとケアを考える」

・加藤ゆみ(NPO法人こどもアート代表)
・三ツ木紀英 (アートプランナー、NPO法人芸術資源開発機構理事)
・片岡祐介(打楽器奏者、作曲家)
・ファシリテーター:水野哲雄(京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科教授)

□分科会D「いのちの萌える場所へ――原発危機から、子ども・動物・自然を考える」

日本ボランティア学会ジョイントセッション
・菅野浪男(羽山の森美術館運営委員、元酪農家)
・大塚 愛(子ども未来・愛ネットワーク代表)
・寄田勝彦(ホース・インタープリター、NPO法人インフォメーションセンター代表理事)
・コメンテーター:坂上 香(映像作家、NPO法人out of frame代表)
・コーディネーター:原田麻以(NPO法人こえとことばとこころの部屋東北出張所長、日本ボランティア学会運営委員)

==展示(ポスター)発表/プレゼンテーション 発表者募集中!==
○応募資格
会員、未会員にかかわらず、どなたでも応募できます。
○エントリー方法、期限
募集要項をウェブサイトからダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、10月22日(土)までにエントリーしてください。
http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2011/11/2011.html


お申し込みは下記、アートミーツケア学会ウェブサイトをご覧ください。
http://popo.or.jp/artmeetscare/news/2011/11/2011-1.html

アートミーツケア学会事務局
http://popo.or.jp/artmeetscare/
Tel.0742-43-7055
Fax.0742-49-5501
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2011年10月07日

鼎談
にでました

町屋に住んでいる新井英夫さんから5月にダンス・アーティスト達が劇場を作業場として
「作る、見る、話す、考える」というユニーク企画をしているので
トークセッションに出て欲しいとの連絡をいただきました。
その企画は震災で延期となり、昨日、私の出番が回ってきましたので報告します。<並河>

劇場の発見
http://cbc-metho.co.jp/dance/

2011.10.3.Mon.〜9.Sun.
荒川区ムーブ町屋・日暮里サニーホール

Link Program 
「身体をめぐるトークセッション」


【セッションA】鼎談
[ 今どうしてダンスが必要なの?]


10月5日(水)19時・日暮里サニーホール 第一会議室


堤康彦(NPO 法人芸術家と子どもたち代表)×並河恵美子(NPO 法人芸術資源開発機構)× 新井英夫




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進行役は新井さん。
「緊張をほぐしたいので、いつものように挨拶させてください!」と笛をふきながら、一人ひとりに太鼓をたたいてもらってから開始。
最初の質問は「なぜ、NPO化したのか?そのきっかけは何か?」
堤さんは大学卒業後東京ガスの経理部に勤務。‘90〜’96年新宿プロジェクトチームに入り’94年パークタワーのホールとギャラリー運営に関わった。それは東京ガスが不動産会社を作り、不動産価値を高めるためであった。
ホールは市村作知雄氏を、ギャラリーは小池一子氏をディレクターに、その頃はまだ少なかったコンテンポラリーダンスや現代美術を積極的に取り上げた。
それがアートの世界に入るきっかけとなった。
しかし、
特殊な人たちのためではなく、もっと外に出たいと思い’97年に会社を辞めてNPOを設立、学校にアーティストを送るアウトリーチ活動を開始した。

一方、私は現代美術の画廊(ルナミ画廊)を運営、
日本現代美術の最も活発な時代を見て来た。
しかし、あまりにも専門的になりすぎて一般の人々の心を離れて芸術への感動を失っている状況から、外にでようと35年続いた画廊を1998年に閉じた。
その間、海外交流展を企画実施したり、日本の美術を支える基盤を考えようと銀座の10軒の画廊と「新世代の視点」展を実施。欧米にあるようなノン・プロフィット・アート・スペースが必要だと考え、1999年、国際セミナー「みんなで作る地域活動とアート・センター」をカナダ、オーストラリア、日本のアート・センターの関係者を招聘して開催。
その後、場所作りよりも活動を優先して「高齢者施設へアートデリバリー」を開始し、
杉並区内在住の美術関係者とNPOを設立、2002年に認証を得た。
 二人とも「専門領域のなかではなくホールやギャラリーを飛び出し
学校や子ども、高齢者施設など外に活動を求めた」ことが共通していた。

セッションのテーマ「今どうしてダンスが必要なの?」では、
今の子は自分の身体に気がついていない。
親子のスキンシップの欠如が学校生活に影響している。
学校教育が言語重視なのでそこを埋める身体の表現は大切。
特に、発達障害や自閉症の子ども達、また、児童養護施設の子ども達にとってもうひとつの言語となるのではないか。人間は肉体、身体があって生命がある。高齢者施設で参加者同士がマッサージをすると、今まで話をしたことがなかった人から会話がでてくる。輪になってお互いの動きを見たり、皆の前で褒められると嬉しい表情と笑みが見られる。ワークショップはプロセスを共有し、双方向の関係性が築けてコミュニケーションが高められる。等々。。
新井さんの活動記録VIDEOを観て時間切れとなってしまった。

ここに書き切れない沢山の話題があって、この続編をやりたいとのリクエストが出て終了。
新井さんのキャラクターがセッションを面白く、深くして下さったと感謝です。
終了後、初めてお会したプログラムディレクターの山田せつ子さんに「ルナミ画廊へはよく行きました。伝説の画廊です。」と言われて感激!

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2009年09月18日

「文化ボランティア・コーディネーター養成講座」

平成21年度 文化庁委託「文化ボランティア支援拠点形成事業」
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   文化の秋!コーディネーターの第一歩
  「文化ボランティア・コーディネーター養成講座」


       ▼▼▼ 詳細はこちら ▼▼▼
      http://blog.canpan.info/nposc/archive/169#BlogEntryExtend

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主催:(特活)NPOサポートセンター
協力:(特活)すぎなび学びの楽園、
   (特活)CBすぎなみプラス、たがふくプロジェクト      
実践者からの話、現場訪問、企画の作り方を学ぶ内容となっております。
そして、本講座では実際の文化施設を使ってイベントの企画づくりを
行い運営を行なうことによって、コーディネーターを学びます。

○期 間:2009年10月5日(月)〜12月14日(月)<全7回>
○会 場:あんさんぶる荻窪 第1会議室(4F)(東京都杉並区荻窪5-15-13)
JR中央線/東京メトロ丸ノ内線「荻窪」駅徒歩5分
地図:http://www.kankyou.city.suginami.tokyo.jp/ensemble/ensemble.html

※第2回は、会場が異なります。

○対 象:「地域の文化施設で企画、発想力を活かしたい!」
      と考えている方。
○定 員:20名
○参加費:無料

●講座内容(第2回は会場、時間が異なります)

■第1回 10月5日(月)18:30〜20:30
テーマ:【ボランティアのマネジメント】

     実践者から学ぶコーディネーターのポイント

講 師:郷 泰典 (東京都現代美術館教育普及担当学芸員)
    東谷 千恵子 (世田谷美術館学芸員)
 
■第2回 10月17日(土)10:50〜12:30
テーマ:【現場訪問】

    文化ボランティアの現場訪問<現場での講義>

    訪問先:すぎなみ詩歌館/with遊(※下記参照)

■第3回 10月26日(月)18:30〜20:30
テーマ:【企画のポイント】

    文化ボランティア・コーディネーターのための企画の作り方

講 師:三ツ木 紀英 (NPO芸術資源開発機構理事)
 
■第4回 11月9日(月)18:30〜20:30
テーマ:【会議のファシリテーション】

    上手な会議の進め方

講 師:渡辺 正幸 
    (Caring for the Future Foundation Japan事務局長)

■第5回 11月16日(月)18:30〜20:30
テーマ:【企画立案】

     すぎなみ詩歌館とwith遊を活用した企画作り1

講 師:田邊 健史 (NPOサポートセンター事務局次長)

■第6回 11月30日(月)18:30〜20:30
テーマ:【企画立案】

     すぎなみ詩歌館とwith遊を活用した企画作り2

講 師:田邊 健史 (NPOサポートセンター事務局次長)

■第7回 12月14日(月)
18:30〜20:30
テーマ:【企画発表と意見交換】

    2つの施設担当者を交えて意見交換

講 師:田邊 健史 (NPOサポートセンター事務局次長)



※第2回現場訪問先
   ・すぎなみ詩歌館(東京都杉並区荻窪3-14-22)地図こちら
   ・with遊(東京都杉並区荻窪3-46-13)
    http://cafewithyou.web.fc2.com/


●応募方法
 受講希望の方は以下をご記入いただき、下記の宛先にお申し込み下さい。
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○氏 名:
○所属名:
○住 所:〒
○連絡先
   電話番号:
    E-mail:
○受講理由:
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●お申込み・お問合せ (特活)NPOサポートセンター 担当:田邊
  E-mail:info@npo-sc.org  Tel:03-3547-3206
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2009年09月08日

水辺の文化座

52日間、毎日開催!変化し続けるライブな会場。と銘打って
163組のアーティストたちが大阪・中之島の水辺に集結し、日々異なるさまざまなブログラムを、それぞれの小屋で繰り広げられています。『水辺の文化座』には日頃 ARDA(アルダ)ワークショップで講師をしていただいてる方も多く参加されています。

水都大阪2009アートプロフラム

#1. 水辺の文化座;160組のアーティストが大阪の水辺に大集結!

#2. 灯りプログラム;大阪の夏の夜を変える 灯りの夕べを毎夜開催!

#3. アート船プログラム;全長17mのアート船(ラッキードラゴン)が水都大阪を駆け巡る!

#4. 水都アート回廊:歴史的建造物とアート作品がコラボレーション!

会期:2009.8.22(土)-10.12(月)   入場料無料

詳細は

http://www.bunkaza.suito-osaka2009.jp/
posted by ARDA at 01:48 | 講師・ARDAスタッフ展覧会情報